例文を交えて紹介!病院転職を目指す薬剤師は志望動機に必ずこれを書け!

病院への転職を成功させるには矛盾点のない志望動機が大切です。病院への転職は調剤薬局やドラッグストアに転職するのと訳が違いますので、難易度は高いと思っておいた方が良いでしょう。

しかし、志望動機にちょっとした一手間を加えるだけで、採用者に与える影響が大きく変わることは知っていますか?

今回は病院転職を目指す薬剤師の皆さんに、絶対に盛り込んで欲しい3つのことと、絶対に入れてはいけない2つのことを紹介していきます。全て例文付きで大公開しちゃいますので、ぜひ、ご自身の志望動機に入れちゃって下さい!

病院の種類によって求められるスキルは変わる!

一般的に病院は「急性期病院」「慢性期病院」に分けることができるのですが、それぞれの病院によって求められる能力は変わってきます。

求められる能力が変わるということは、志望動機も必然的に変わりますので、まずはそれぞれの病院の違いについてみていきましょう!

病院別に求めらる力を大公開

自分に適している病院は一体どちらなのかを詳しくみていきましょう。

急性期病院

急性期病院では急な病気や怪我、緊急の入院や手術などの高度で専門的な医療の提供を行います。幅広い年齢層の患者さんがいるので、様々な症例を積むことが可能です。

具体的には次のようなことが急性期病院では求められます。

  • 幅広い薬剤に対する知識
  • 緊急時の対応能力
  • 新卒の薬剤師(中途採用の求人は少ない)

上記のどれかに当てはまっている薬剤師は、急性期病院で活躍することができるでしょう!

急性期病院についてもっと知りたい方はこちらの記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。

急性期病院で重宝される薬剤師が持っている3つの能力

慢性期病院

慢性期病院は、急性期の治療を乗り越え症状が安定しているものの、自宅で生活することは困難なため、継続的な治療が必要な患者さんが入院する病院です。

このような患者さんに対して治療を行っていきます。

積める症例数は限られますが、患者さんとの関係を大事にして働いていきたいという薬剤師にはおすすめです。

具体的には以下のようなことが慢性期病院では求められます。

  • 高齢の患者さんと関係を築くためのコミュニケーション能力
  • 他の医療スタッフのことを考えられる協調力
  • 中途の求人採用が多い

急性期病院とは患者さんの層は異なりますし、比較的に慢性病院はゆったりしていますので、プライベートの時間を確保したいという薬剤師に向いています。

どの病院でも求められる能力

病院によって求められる能力も人材も変化することが上記の2つの病院の違いを見て分かって頂けたかと思います。

ただ、どちらの病院というかどの職場に行っても必ず求められるものがあります。それが下記の3つです。

  • 積極的なコミュニケーション
  • 常に学ぶ姿勢
  • 病院スタッフの一員として働いているという責任感

これらのものは、どの病院に転職をしても必ず求められることです。

上記の3つの求められるものプラスアルファで自分がどちらの病院で働きたいのかということを見極めていく必要があります!

志望動機には必ずこの3つを入れよう!

ここからがやっと本題ですが、志望動機というものは、求職者の印象を最も左右するものであると言えます。

志望動機の内容次第では面接をすぐに切り上げられて終了ということもあり得ますので、これから紹介する3つのことを志望動機に入れ込んで、深みのある志望動機を作っていきましょう!

  • 自分の得意なこと
  • 多くの病院の中からこの病院を選んだ理由
  • 病院に転職する目的

上記の3つは必ず志望動機に入れて下さい。1つひとつ正しい例文を紹介していきますので参考にして下さい。

GOODな例文①:コミュニケーションを取ることには自信がある!

まずは自分の長所(得意なこと)を面接官にアピールして下さい。コミュニケーション能力に自信のある薬剤師はこのようにアピールすると良いでしょう!

「私は、服薬指導の際に常に患者さんの目線に立って、以前の職場でも業務を遂行していました。患者さんに名前を覚えてもらうことも多く、信頼されていた薬剤師であったと感じています。貴院でも患者さん第1の心を忘れずに、1人ひとりの患者さんに丁寧に向き合って行こうと考えています。」

このように自分が以前の職場で行ったこと、そして成果を述べると面接官を納得させることが出来ます。

GOODな例文②:癌治療に特化しているから!

数ある病院の中から貴院を選んだのには、貴院にしかないメリットを享受できるから求職者は志望してきた。こう面接官は捉えます。何かの設備が整っている、特定の専門分野を極められるなどといった内容を盛り込みましょう

「私は何かの専門に特化する薬剤師になりたいと常々考えておりました。そんな中、癌で亡くなる方が年間数十万人いると聞き、また死因の原因も第1位であるということを知りました。私は恐ろしさを感じたと同時に、日本の癌治療に貢献して1人でも多くの患者さんを救いたいと考えました。貴院は癌治療に力を入れているということを聞いて志望させて頂きました。」

このように治療を行いたいと思った背景と、その病院を選んだ理由を結び付けられる病院を見つけましょう!

GOODな例文③:チーム医療で活躍したい!

チーム医療で活躍したいという志望理由だけでは、どうしても弱いので一工夫加えた例文を紹介します。

「私はドラッグストアで5年間勤めた後に、管理薬剤師になることが出来ました。しかし、いまいちやりがいを感じることが出来ず、薬剤師としてもっと幅広い経験をしたいと考えていました。病院に転職することで、私は1人の薬剤師として多くの人間に貢献でき、さらにチーム医療の現場で多くのことを経験できると考えました。以前の職場での経験を生かしてチーム医療でも活躍できると確信しています。その結果として薬剤師としてのやりがいを感じれたらと考えています。」

この例文ではチーム医療を行いたい理由と、活躍できる根拠を述べていますよね。このように一工夫入れることで説得力が上がります!

言ったら即OUT!志望動機には絶対入れてはダメな2つのこと

志望動機に今から紹介する2つのことを入れ込んでしまうと、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

志望動機を考える時は以下の2つに注意していきましょう。

  • 自分にとってのメリットばかりを言うとOUT!
  • 給与UPを目的とした転職と言うとOUT!

OUTな例文①:この貴院で将来の自分のためのスキルを身に付けたい!

おそらく、病院に転職を考える薬剤師の方の多くは、「成長したいから・スキルを身に付けたいから」ではないでしょうか。

これらは確かに立派な理由なのですが、言い過ぎには注意です。言い過ぎてしまった例文を紹介します。

「私は、1人の薬剤師として優秀な人材になるために、貴院で薬剤の知識や見識を広げていきたいと考えています。また、チーム医療にも興味があるので経験したいです。よろしくお願い致します。」

この理由を見て面接官は採用したいと思いますかね?

理由がこれだけだと、君の熱意は伝わるけど、うちの病院に対するメリットは何?となってしまいます。

自分のことだけを述べる志望動機では、面接官に対して良い印象を与えることは難しいので注意して下さい。

OUTな例文②:以前の職場よりも給与が高いから!

給与が高い職場というのは確かに魅力的ではありますが、志望動機に入れ込む内容ではありません。病院が求めているのは病院に貢献できる人材です。

給与UP目的で来た求職者は、決して面接官に良い印象を与えません。給与の話をし過ぎてしまった例文を紹介します。

「私は以前違う都内の病院で働いていたのですが、給与面で不満を抱えていました。その中で、以前の職場よりも年収が100万円もUPするという、貴院の求人に強く惹かれました。また、社員寮も完備してあるとのことで、これ以上の求人はないと考えたので志望させていただきました。」

このようにお金の話ばかりをしても、面接官には良い印象を与えることが出来ません。病院に転職する以上、給与はお釣りくらいの気持ちで考えましょう。そうでないと、病院薬剤師として働くことは難しいですよ!

転職サイトを活用して志望動機を一緒に考えていこう!

自分の転職する病院の種類(急性期病院か慢性期病院)を決めたら、後は志望動機を完璧に仕上げるだけです。

この記事では、志望動機に入れ込むべきポイントとそうでないポイントを紹介しましたが、全て1人で仕上げるのは正直な話だと難しいです。

なので、病院への転職を目指す薬剤師は必ず転職サイトを活用するようにして下さい。専門のコンサルタントが転職を成功させるまでサポートしてくれます。しかも全てのサービスを無料で利用ことが出来ますので、試しに使ってみて下さい。

志望動機を完璧にしたい!という薬剤師の皆さんには、病院への転職を目指す薬剤師が必ず使いたい転職サイトをこちらで紹介していますのでご覧ください。

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