薬剤師の中には、妊娠を控えているため転職を考えるという方が多いのではないでしょうか。働いている職場が妊娠・育児などの理解が少ない場合は特に、転職をしようと考えますよね。
しかし、妊娠してから転職活動を行おうとしても難しいというのが現実です。
妊娠はある程度は計画性を持って行うことは可能ですが、理想通りにいくことは中々難しいです。また、出産後の不安も付き纏います。妊娠を控えているのにそんな不安を抱えていることは、ストレスをためる原因にもなりかねません。
それでは、転職を行うタイミングはいつがベストなのか。詳しくみていきましょう。
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妊娠後より、結婚後に転職を行うのが理想的
一番最初にこの記事の結論を述べますが、妊娠後よりも結婚後に転職を行うのが理想的です。
何事もそうですが、早め早めに行動をとることができれば、対策も立てやすくなります。妊娠というのはいつ起こるかが分からないものではありますが、結婚後に転職を行うのは比較的容易なことではないでしょうか。
それでは、妊娠後よりも結婚後に転職を行った方が良い3つの理由を紹介します。
- 妊娠してからも勤務を強いられることがある
- 生活に余裕を持たせるため
- 勤務先の立地が悪い
妊娠してからも勤務を強いられることがある
働いている職場にもよりますが、妊娠・出産、育児に理解が少ない職場だと、妊娠中でも働かざるをえない場合もあります。
また、薬剤師の人数が足りていない職場だと、妊娠中であろうと関係なく強制的に勤務に駆り出される可能性もあります。
なので、そういったことを避けるためにも、ご自身が今働いている職場の妊娠・出産、育児休暇などのサポート体制が整っているかを確認することも大事ですし、結婚後すぐに働きやすい職場に転職することが大切になります。
生活に余裕を持たせるため
妊娠・出産、育児を行うとなると、金銭面の問題がどうしても気になりますよね。働いている職場のサポート体制が整っていて、給与も十分に貰えるということなら問題ないかもしれません。
ですが、妊娠・出産のお金は全て自費で払わなければなりません。ましてや、勤務先のサポート体制が整っていないとなれば、金銭面での負担が大きくのしかかることになります。
育休をとるにも一定の条件を満たしていないといけませんので、妊娠中にあたふたするのではなく、結婚後に自分たちの将来を見据えた行動をとることが望ましいです。
勤務先の立地が悪い
勤務先の立地が悪いと、妊娠中の薬剤師だと特に働くことが難しくなります。また、自分にもお腹の赤ちゃんにも負担を与える可能性もあります。
もし、チェーン展開しているドラッグストアや調剤薬局にあなたが勤めているのであれば、自宅から通いやすい勤務先に異動させてもらうように交渉するべきです。
異動することが難しいのであれば、転職をすることが最適な選択肢になります。
このケースに陥って転職を行った薬剤師の多くが、自宅から通いやすい勤務先に転職して、以前よりも満足しているケースは多いです。
なので、思い切って転職をすることも時には大事なことです。
職場の理解がえられない場合は
妊娠中の薬剤師が安定して働いて給与をもらうには、職場の理解が必要です。ですが、万が一えられなかった場合には他の選択肢も検討する必要が出てきます。
妊娠・出産、育児を控えている薬剤師はストレスをためないことが一番大切なことです。ストレスが原因で、夫婦の仲が悪くなることだけは絶対に避けたいことです。
では、どのような選択肢があるのでしょうか。これから2つの選択肢を紹介します。
派遣やパートとして働く
正社員として働かなければならない職場に比べたら、派遣やパートの職場は緊急時でも、比較的容易に休暇をとることができます。
結婚後の段階で、将来は子供のいる家庭で生活したいと考える女性の薬剤師の方は、派遣やパートとして働いた方が良い場合もあります。
正社員だけでなく、パートやアルバイトに早期転職を行うことでも産休・育休を利用することができます。
なので、転職をする時には、ご自身が重要視したい条件に合う転職先を探すことが大切です。
退職をしてから転職活動を始める
どうしても条件に合う転職先が見つからなかった。勤務先の理解が少なくて、ストレスが溜まりそうだ。という薬剤師の皆さんは退職をすることを検討も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
できれば退職をせずに、安定した給与を貰って、妊娠・出産、育児を行いたいと考えるのは当然のことです。しかし、全ての薬剤師が完璧な条件の基で生活を送れるわけではありません。
正直な話をすると、産後に転職先を探すことは多少ハードルが上がります。ですが、ある方法を使うことで容易に転職先を探すことができます。
転職サイトを利用しよう!
その方法というのが、転職サイトを利用することです。転職サイトを使えば、希望の条件に合わせた勤務地を見つけることが簡単です。
現在、非常に多くの薬剤師専門の転職サイトがありますが、サイトによってはご自身に合う、合わないがあるので、ご自身にあったサイト選びをすることが大切です。
また、転職サイト選びで注意して欲しいポイントが一つあります。
それは最低限3つ以上の転職サイトに登録することです。複数のサイトに登録することで、複数の専門コンサルタントの意見を参考にできるからです。
なので、結婚後、あるいは妊娠・出産、育児を控えている薬剤師の方は、転職をする時には転職サイトを使うことで、希望の勤務先で働ける可能性が高くなります。
まとめ
妊娠後よりも結婚後に転職を行った方が理由と、職場の理解がえられなかった時の対処法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
妊娠・出産、育児を控えている薬剤師の方は、将来のことを考えるという面でも転職サイトを利用して、ご自身の希望にあった転職先に転職できるようにしましょう。