転勤の辞令が下りやすい薬剤師の職場と長く勤務できる職場の探し方

薬剤師の転勤

薬剤師の求人を探す際に転勤無しの条件で探す方も多いのでは無いでしょうか。

とはいえ薬剤師は意外に転勤の辞令が下りることが珍しくないので、そもそも転勤の無い職場が存在するのかと思う方もいるでしょう。

特に全国展開しているような大手の職場に勤めている薬剤師である場合、いつ転勤のタイミングが来てもおかしくないと言えるケースもあります。

しかし薬剤師の職場でも転勤なしで長く勤めることは決して不可能ではありません。

今回は薬剤師の職場で転勤の可能性がある職場と、そうでない職場についてご紹介していきたいと思います。

薬剤師は意外に転勤する可能性が高い?転勤する可能性がある職場一蘭

調剤が主な業務に見える薬剤師にも、転勤辞令が下りる可能性があります。

転勤は勤める職場が変わることとほぼ同じことなので、なるべく同じ職場で働きたいと希望する薬剤師は多いと言えます。

しかし意外にも薬剤師の職場には、転勤を命じられる可能性がある職場が多いと言えます。

ここでは薬剤師の職場で転勤が発生しやすい職場をご紹介していきたいと思います。

ドラッグストア

薬剤師は転勤と縁が深い職業でもあります。そのように言われる理由の一つとなるのがドラッグストアです。

近年では特に需要が高まっているドラッグストアは、店舗の数も年々増え続けている傾向にあります。

マツモトキヨシをはじめとした大手のドラッグストアでは、全国に店舗を構えていますが、薬剤師が全国に転勤することも珍しくはありません。

同じく調剤薬局でも全国のいずれかの店舗に転勤辞令が下りる可能性があります。

公務員

公務員扱いとなる薬剤師である場合、大抵3年~5年に1回程度の頻度で異動や転勤を命じられます。

転勤の範囲は同じ薬剤師の資格を持っていても、国家公務員地方公務員で異なります。

国家公務員である場合は、都道府県を超えた転勤となる可能性が高くなり、一方で地方公務員である場合は引っ越しを必要としない異動になることがほとんどです。

公務員として扱われる主な勤務先・職業としては以下のものが挙げられます。

  • 医療機関
  • 保健所
  • 都道府県庁
  • 衛生研究所
  • 消費生活支援センター
  • 学校薬剤師

病院・クリニック

上記でも少し触れましたが、病院やクリニックなどの医療機関も、転勤の辞令が下りる可能性があります。

病院勤務の薬剤師である場合は、公務員扱いとなりますので、やはり転勤する可能性は否めません。

特にベッドなどの入院施設を完備している医療機関では、グループ系列で欠員が出た場合、
法律で定められているスタッフ数を補充するため、急な転勤辞令を受ける可能性があります。

あるいはスタッフの研修や指導を行うため、出向という形で他の勤務先に異動となるケースも存在します。

製薬会社

製薬会社は転勤する可能性が高い職場であると言えます。製薬会社における薬剤師の仕事はMR・治験・研究開発職・管理薬剤師などがありますが、これらの業務も決して転勤と無縁とは言えません。

特に営業職であるMRは、2年~3年に1度のタイミングで勤務先が変わる可能性が高いので、家族がいる薬剤師にとってはデメリットとなります。

また製薬会社の開発職や研究職であっても、全国で開催される学会への参加や、地方の営業所での研修、MRと一緒に医師との面談を行うといった事情で、出張の機会が多くなるという特徴があります。

薬剤師の職場の中にも転勤がない職場を探すことができる!

以上のように薬剤師の職場は、概ね転勤の可能性があると言っても過言ではないでしょう。

しかし薬剤師であるからといって、必ず転勤しなければならないということではありませんし、薬剤師の職場であっても転勤しなくても済むケースも存在します。

ここでは薬剤師の職場の中で、転勤する可能性が低い職場をご紹介していきましょう。

地域密着型の薬局・病院ならば転勤を命じられる可能性は低い

薬剤師の職場の中で確実に転勤が無いといえるのは、地域密着型の調剤薬局や病院といった職場です。

地域密着型の職場というのは大手チェーンのように全国展開している企業ではなく、特定の地域で店舗を展開している小規模チェーンを指します。

これらのような職場であれば転勤の可能性は低く、求人でも転勤無しと表記されていることが多いと言えます。

同じ系列の店舗に異動することになっても、引っ越しを伴うほどの異動にはならないというメリットがあります。

また地方公務員である場合も異動となる可能性はありますが、行政区内での異動となるのでやはり引っ越しをするほどの異動とはなりません。

薬剤師の転職サイトであれば匿名で転職ありか無しかを確認できる!

以上のように薬剤師の職場であっても、決して転勤無しの職場が存在しないというわけではありません。

実際、転勤無しという特徴をメリットとして、薬剤師求人を出している店舗も存在します。

しかし本当に転勤が無いかどうか、未採用の状態で採用担当者に聞くことは難しいでしょう。

より確実に確認できる方法としては、薬剤師求人に強い転職サイトに登録し、転勤が無い職場をエージェントに探してもらう方法がおすすめです。

転職エージェントであれば採用担当者との間に立って、職場に関する情報を提供してくれますので、応募前でも匿名で転勤があるかどうかを確認することができます。

転勤が無い職場を探したいなら薬剤師専門の転職サイトを利用しよう

何かと転勤の心配が多い薬剤師の仕事。正社員でないスタッフであっても、異動を命じられるケースもあり、特に大手の企業に勤める場合は転勤と無縁ではいられないと言えるでしょう。

職場によって転勤の事情が異なるのでエージェントに頼んだ方が確実!

しかし大手チェーンの店舗であっても、子育て中などの理由で転勤を回避できる場合もあるので、企業や店舗の方針に依るところもあるでしょう。

またさほど規模が大きくないチェーン店も、事業拡張が著しい場合は応援による異動が激しくなる可能性があるようです。

薬剤師専門の転職サイトでは大手ドラッグストアに勤務したいけれど、転勤したくないという条件の元でも求人を探すことが可能です。

転勤が本当にあるか無いかについては、内部事情に詳しいエージェントから情報を得る方が確実ですので、是非、薬剤師求人の転職サイトに登録して希望に合う求人を探してみてくださいね。