薬剤師は需要があるの?薬剤師事情を徹底解説!

薬剤師_需要

「薬剤師は今人手不足だ!」

という噂を聞くときもあれば、一方で

「薬剤師はいらなくなる!」

等の声も上がっています。

AIの台頭により、調剤業務が簡易化されるというところにその原因があるのかもしれません。

そこで今回は薬剤師の需要について、その現状の事情を詳しく解説したいと思います!

これから薬剤師になろうと目指す方や、今の職場を辞めようかと考えている薬剤師の方は是非参考にしてみてください!

薬剤師の需要って?ぶっちゃけ将来性なし?

冒頭でもお話した通り、さまざまなWebサイトで薬剤師は人手不足と見受けられます。

これは要するに、需要が高いという意味です。

しかし、一方で薬剤師はいらなくなると言われているという事実もあります。

ぶっちゃけ薬剤師の需要・将来性はどうなのでしょうか?

なぜ薬剤師はいらなくなると言われている?

ではなぜ、薬剤師はいらなくなると言われているのでしょうか。

冒頭でもお話した通り、AIの発達により、業務的ルーティン作業は取って代わってしまう可能性が高いです。

同じ患者に同じような調剤を行う場合、これは薬剤師が行う必要性がなくなってしまいます。

莫大なデータを収集している現在、これは現実味を帯びています。

本当に薬剤師はいらなくなる?

よく考えてみてください。

たしかに、AIの業務効率化により薬剤師の現在やっている業務は奪われてしまうかもしれません。

しかし、これは考え方の問題です。

それは、今やっている簡易的な仕事はAIが助けてくれ、我々薬剤師にしかできない業務は我々がやるということです。

すなわち、今よりも仕事が効率的になるということであり、職を奪われるということではありません。

今後も需要は続くだろうと予測できます。

薬剤師しかできない仕事って?

薬剤師しかできない仕事、AIができない仕事とはなんでしょうか。

想像つくと思いますが、患者さんとのコミュニケーションです。

薬剤師のコミュニケーションは業務の中でも非常に軸となっています。

患者さんのデータ上だけではわからないような、体調や環境、症状を把握することで、より制度の高い暗黙知的な部分の調剤もできるかと思います。

今後薬剤師に必要とされる能力は?

ここまで薬剤師の需要・将来性についてお話してきました。

そこで、たとえ「薬剤師に需要がある」、「将来性がある」と言われても、薬剤師の方々が自分たち自身でその需要に見合った人材になる必要があります。

ここでは今後需要のある薬剤師になるために、どのようなスキルが必要となるのかについてお話していきたいと思います。

英語力が求められる?

これは想像ついていた薬剤師の方も多いかもしれません。

人口減少や高齢化に伴い、外国人の流入は防ぐことができません。

そこで、外国人の方々が患者さん、お客さんになることは往々にして考えられます。

その際に「英語で服薬指導ができるかどうか」は需要のある薬剤師になるためのカギとなるだろうと予測できます。

取り立てて、必須スキルというわけではありません。

しかし、今後のトレンドを追う中で、需要のある薬剤師になるためのスキルとして必要になってくるだろうと思います。

薬剤師に英語は必要なのか?徹底解説!

こちらに薬剤師の英語について、詳しく解説しております。

是非参考にしてみてください!

在宅医療に関する知識が求められる?

先ほどもお話しましたが、近年の日本の動向として、高齢化が問題視されています。

これは薬剤師の視点で言い換えれば、患者さんの平均年齢が上がっていることを示します。

そこで、今フォーカスされているのが「かかりつけ医」のような、「かかりつけ薬剤師」です。

これは地域密着型の薬剤師の方が、かかりつけにしている患者さんに対して在宅医療を施すというものです。

このような在宅医療に関しての知識を求めている方であるならば、病院薬剤師になることをおすすめします。

在宅薬剤師の知識を身につけることができるのではないかと思います。

コミュニケーション能力が求められる?

ここは言われなくてもわかっていると思う薬剤師の方は多いかもしれませんが、「コミュニケーション能力」は需要ある薬剤師にとって必須スキルです。

英語力も、在宅医療も、患者さんがあってのものです。

その患者さんとのコミュニケーションを円滑に行えない限り、需要のある薬剤師になることは難しいのではないかと思います。

そのようなスキルをつけられる職場はやはり、病院や調剤薬局といった患者さんとの接触回数が単純に多い職場になると思います。

是非、これから自分に必要だと考えた方はこれらのスキルを身につけられるような職場に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では薬剤師の今後の需要・将来性についてから、需要ある薬剤師になるために必要なスキルなども紹介してきました。

どんなに需要があると言われても、日本や世界の動向に敏感になり、能動的に需要のある薬剤師になれるように動いてみてください。

この記事が多くの薬剤師の方のキャリア形成に寄与できれば幸いです。

ありがとうございました。