病院への転職を目指す薬剤師必見!病院転職成功の秘訣とは?

「病院薬剤師として働きたいけど、転職するのは難しそう」と、病院薬剤師として働きたい気持ちを押し殺して、現状に不満を抱えながら働いている薬剤師の方は非常に多いです。

正直に述べますと、病院へ転職することを諦める気持ちは分かります。希望する病院に転職できないリスクがあったり、夜勤(当直)に耐えることが難しそうという不安はどうしても付き纏いますよね。

しかし、そのような不安を取り払う方法があります。それは、自分に合った転職サイトを選ぶことです。この記事では、薬剤師が病院転職を成功させるために必要なこと全てを紹介していきます。

病院薬剤師に転職することが難しくなる2つのケース

調剤薬局やドラッグストアで働いている薬剤師が、病院に転職をすることは難しいという意見をよく耳にしますが、それは事実なのでしょうか。

事実というと語弊がありますが、調剤薬局やドラッグストアから病院に転職することは、決して不可能なことではありません。ただ、希望する条件が高いと病院へ転職することが難しいことがありますので、病院転職が難しくなる2つのケースを紹介していきます。

急性期病院への転職を目指すと苦労することがある

慢性期病院と急性期病院の違いはこちらの記事で紹介しているので是非ご覧下さい。

病院転職を成功させたい薬剤師が最低限知っておきた3つの項目

急性期病院への転職を目指すと、希望の病院に転職することは非常に難しくなります。調剤薬局やドラッグストアに比べると、病院の数も少ないですし、求人の数も非常に少ないです。

また、大規模の病院への転職を目指すことでさらに難易度が高くなります。こういった病院は新卒を採用する文化が強く、薬剤師の人気が根強いので、すでにキャリアを積んでいる薬剤師が中途採用を目指して転職することはかなり難しいです。

急性期病院への転職がどうしても難しいなと感じた場合は、慢性期病院への転職を考えて見ることを選択肢の1つに入れる良いです。慢性期病院でも業務の内容は多少変わりますが、調剤薬局やドラッグストアの業務とは違った新しい刺激を受けられることは間違いなしです。

転職を繰り返していると苦労する

薬剤師は常に人手足りていない市場なので、転職回数というのはあまり気にすることせずスムーズに次の転職場所を決めることができます。ただ、それは病院以外の求人のみです。

病院は覚える業務が多く求める人材の質が高いので、長く働き続けることができる人材を求めています。なので、履歴書にいくつも職場が書いてあると良い印象を与えることが難しいです。

1人の人材にかけるコストも薬局やドラッグストアよりも高いので、病院側も人材の採用を慎重に行います。

しかし、これはあくまで転職回数が多いと病院に転職することが難しいという例なので、自分が病院にとって必要な人材であることをアピールすることができれば、希望の病院に転職できる可能性は多いに高くなります。

病院薬剤師に転職するメリットとデメリット

転職することは比較的難しい病院ですが、病院薬剤師として働いた時に得られるメリットとデメリットがあるので、病院に転職を目指す薬剤師はこの機会に是非知っておきましょう。

病院へ転職するメリット

調剤薬局やドラッグストアよりも任される業務が多種多様であり、得られる経験も豊富です。

その中でも今回は2つのメリットを紹介します。

専門性を身につけることができる

薬剤師のメイン業務は調剤であるので、そこは調剤薬局の業務と大差ありません。ただ、病院では抗がん剤などの専門薬物療法があるので、薬剤師には高い専門性が求められます。

責任やプレッシャーなどかかるものは大きいですが、それを乗り越え患者さんの役に立つことで、何にも変えがたい自信と喜びに変わります。

病院薬剤師として長く働くことで、ある分野の専門性が高まりますので、替えの効かない貴重な人材になることができます。

チーム医療に関わる調剤ができる

病院薬剤師が人気の理由の1つが、チーム医療に関わることができることです。

このチームというのが病院治療の場合特殊で、医師、薬剤師、看護師、管理栄養士など様々な専門分野の知識を持った人たちと、協力して治療に取り組みます。

その中での薬剤師の役割が、患者様に合わせた調剤を行い、投与方法などを提案することです。チームの中で薬剤師が果たさなければならない責任は大事なものなので、チームの仲間からも薬剤の専門家として頼りにされることが多くなります。

自分の行った調剤や提案した投与方法などが採用された時は、やりがいを感じられる1つの瞬間となります。

病院へ転職するデメリット

病院に転職を目指す薬剤師はある程度の覚悟はできていると思うのですが、デメリットもいくつかあるので、今回は2つだけ紹介します。

激務の割に安月給

病院薬剤師は、調剤薬局やドラッグストアで働く薬剤師と比べても給与が低くなることが多いです。しかも、任される業務も多く複雑なのに給与が低いなんてやっていられませんよね。ただこれには1つの理由があります。

それは、病院は給与を高くしなくとも、人気なので薬剤師が勝手に集まってくるのです。給与をあげる理由が1つもないのです。

しかし、年齢が上がるにつれて給与もだんだん上がっていきますので、病院転職を目指す場合、多少の年収ダウンには我慢する必要があります。

不定期な勤務時間

慢性期病院、急性期病院に関わらず病院薬剤師をする上で覚悟しなければならないことが、夜勤(当直)です。

病院ではいつ患者様に緊急の事態が起こるか分かりません。なので、24時間どんな時でも関係なく薬剤師がいないという状況を作ってはならないのです。ただ、夜勤の手当てはしっかりでますので心配しないで下さい。

調剤薬局であれば週に2日の休み、その内土日のどちらかは必ず休みということが当たり前であったかもしれません。しかし、病院の場合、週によっては土日も出勤しなければならないケースも出てきますので、必ず勤務形態に関しては面接時に確認するようにしましょう。

病院薬剤師の年収相場

「病院薬剤師の給与は調剤薬局やドラッグストアと比べると低い」と先ほど述べましたが、具体的な年収はどの程度になるのでしょうか。

病院薬剤師:350万円〜700万円

調剤薬局薬剤師:400万円〜650万円

勤務形態、勤務地域など条件次第では個人差があるのですが、年収の平均はこのようになっています。若干、病院の年収の方が低くなっています。

では、実際にどのような求人が存在するのでしょうか。具体的な求人の例を2つ紹介します。

マイナビ薬剤師に掲載されている求人例

薬キャリに掲載されている求人例

自分に希望に合った求人を探す

マイナビ薬剤師と薬キャリの求人例をみてもらって、気づいたかもしれませんが、情報の掲載の仕方が違うんです。

これはあくまで、2つのサイトの求人例なので、サイトによっては求人の出し方が違います。希望の条件を詳細に設定して、求人を探すことができます。

また、上記2つのサイトの例をあげると、サイトに登録することで、専門のコンサルタントが転職のサポートを行ってくれます。求人には載っていない情報まで教えてくれるので、ぜひ活用してみて下さい。

病院薬剤師へ転職するためのコツ

病院転職を成功させている多くの薬剤師は、実は転職を成功させるコツを知っているんです。今から紹介するコツは一見当たり前のことじゃんと感じるかもしれません。

しかし、病院転職を目指す薬剤師は今から紹介することができていないために、転職活動に苦労しているんです。

紹介する転職に成功させるためのコツを参考に、もう1度自分と向き合う時間を作ってみるのはいかがでしょうか。

  • 転職を行う目的を明確にする
  • 自分の強みを説明できる
  • プライベートの時間を削ることを覚悟している

それでは3つのコツについて解説していきます。

転職を行う目的を明確にする

病院へ転職することを目指す薬剤師は必ず、転職して何を求めるのかを明確にしてください。

職場の環境を変えたいのか、それとも薬剤師としてスキルアップを目指すのか。理由は様々であると思いますが、ご自身の目的に合わせた転職活動を行うようにしましょう。

病院薬剤師として働くと、通常の薬剤師では得ることのできない貴重な体験、また辛いことが待っています。しかし、目的がはっきりしてさえいればどんな困難が生じようとも乗り越えることができるはずです。転職する目的をはっきりさせましょう。

自分の強みを説明できる

「面接時の準備が足りなくて、自分の強みを説明することができなかった」と言って後悔する薬剤師が多いです。

薬剤師の方なら誰しもが必ず、自分にしかない強みを持っています。というかないというのなら、見つけてください。必ずあるはずです。

逆に強みを示すことができないのなら、厳しいことをいいますが病院に転職することは非常に難しいです。病院もそれなりのコストと時間をかけて薬剤師を雇います。それに見合う価値をあなたが提供できないのなら、転職することは難しいでしょう。

なので、「病院にとって私は価値のある人材ですよ」ということを示せるように、準備を怠らないようにしましょう。

プライベートの時間を削ることを覚悟している

病院薬剤師は先ほどのデメリットのところでも紹介しましたが、勤務時間が不安定です。また、時間外労働もある程度は覚悟しなければなリません。

さらに、救急を受け入れていて、人数が少ない病院だと、土日祝日の出勤を求められる場合があります。その際に、「薬剤師はどれだけ勤務しなければならないのか」、「土日のどちらかの休みは確保されているのか」など詳細な条件を確認するようにしましょう。

面接時に頭が真っ白になって聞くことができなさそうだ、という人は転職サイトを使って転職活動に取り組むようにしましょう。あなた専門のコンサルタントが、転職先と条件交渉まで行ってくれるので、希望の職場に転職できる確率が高くなります。

好条件の病院求人が満載!おすすめの転職サイト3選

薬剤師専門の転職サイトってどれを選べば良いのか正直分かりませんよね。

ここでは、病院への転職を目指す薬剤師が、絶対に登録しておきたい薬剤師専門の転職サイトを3つ紹介します。迷ったら、この3つの転職サイトに登録しておけば問題ないので、それぞれの解説をしていきます。

サポートが充実!高額の病院求人が満載『マイナビ薬剤師』

マイナビ薬剤師は、5年連続利用満足度No.1に輝いているサイトです。求人の多さも58,000件以上と薬剤師転職サイト市場の中でも、上位に位置しています。

病院の求人数は約2,800件以上と豊富です。その、求人数の多さの理由が首都圏を中心に全国各地に求人網を広げています。なので、地域の病院への転職を目指す薬剤師でも、問題なく転職をすることができます。

コンサルタントが職場に訪問して、情報を集めているので信頼度は抜群です。こういったこと理由で、利用者満足度が高くなっています。

求人数業界トップ!理想の病院求人が見つかる『薬キャリ』

薬キャリはエムスリーグループの1つのために、病院などの医療機関との強いパイプがあります。求人数は約20,000件と他の転職サイトの半分以下となっています。

しかし、ここで薬キャリを紹介したのには別の理由があります。それは、病院の求人の質が非常に高いことです。病院との強いパイプを利用して薬キャリにしかない限定求人がたくさんあります。

なので、病院への転職を目指す薬剤師は絶対に薬キャリに登録することをおすすめします。

オーダーメイドで理想の病院を紹介!『ファーマキャリア』

ファーマキャリアの一番の特徴は、個々の薬剤師に合わせてオーダーメイドで求人を作成してくれます。なので、希望する条件の求人を紹介してもらえる可能性が非常に高いです。

公開求人数は約20,000件と多いわけではないですが、紹介される求人の質がどれも高いので、安心できます。

ファーマキャリアのコンサルタントは、担当できる薬剤師の数に限りがあるので、1人1人の薬剤師に真摯に向かい合ってくれます。電話対応が主となっていますが、サービスの質は高いので心配する必要はありません。

オーダーメイド求人を作成してもらって、理想の病院に転職することを目指しましょう。

まとめ

病院に転職を目指す薬剤師に向けて、転職を成功させるためのコツ、特徴、年収、おすすめ転職サイトなどを紹介してきましたがいかがでしたか?

1人で転職活動を行うのは、辛いですし限界があります。困ったら頼れる存在がいるというのは転職活動においては欠かせません。

なので、上手に転職サイトを活用して病院薬剤師として活躍しましょう。