こんにちは!
「薬剤師をやっていて、悩み事は多いけれど、他の薬剤師さんはどんな悩みを持っているんだろう・・・」
このようにお考えの方は多いかと思います。
そこで今回、100人の薬剤師の方にアンケートをとった結果に基づき、悩み事トップ3を上げた後、それぞれの職場ごとのお悩みについてお伝えしていこうと思います。
他のかたの悩みを聞くことは、自分のキャリアを考えるうえでも非常に役に立ちますので、ぜひご覧ください!
薬剤師のお悩みランキングトップ3
薬剤師の方100人にアンケートをとったところ、以下のような結果になりました。
1位 同僚や上司との人間関係(46人)
2位 残業が多すぎる(33人)
3位 仕事にやりがいを感じない(21人)
このような結果になりました。
では、以下で1つずつ解説していきましょう。
1位 同僚や上司との人間関係(46人)
大多数の方が、「人間関係」をお悩みの原因として挙げていました。
これは職場別でも結構事情が変わってきます。
例えば、病院なんかですと、医者と看護師と薬剤師の棲み分けがしっかりとなされていないことがあり、結局医者の権限が強くなってしまい、ストレスを抱えてしまう薬剤師の方が少なくないみたいです。
また、調剤薬局なんかですと、働く場所が閉鎖的なゆえに、かなり密な関係にならざるをえません。そこであまりウマのあわない同僚や上司、部下なんかがいてしまうと、結局ストレスの原因になります。
2位 残業が多すぎる(33人)
1位に負けず劣らず票が入ったこの「残業の悩み」。
アンケート結果から読み取るに、調剤薬局やドラッグストアに勤めている方に多い悩みだそうです。
調剤薬局では、通常一人が一日にさばける処方箋の量は、40枚が限界だとされています。
しかし、人が足りない調剤薬局では、60枚になることもあるそうで、現場の過酷さが身にしみて伝わってきます。
3位 仕事にやりがいを感じない(21人)
アンケート結果によりますと、このようにお考えの薬剤師の方は、だいたいその職場で働いて5年以上の方が多かったです。
単純に、仕事に慣れてしまい、新しいことを見いだせなくなってしまっているということでしょう。
職場ごとのお悩み
では次に、職場ごとのお悩みについて解説していきます。
職場ごとで集計してランキング化したもので、とても信憑性が高いので、参考にしてください。
病院薬剤師のお悩み
まずは、病院薬剤師からです。
給料が低すぎる
病院薬剤師は給料が低いということが有名なようです。
患者さんは土日や祝日など関係なくいらっしゃいますし、その対応も四六時中ありますので、時間に対する給与は低いようです。
夜勤が多い
夜勤が多いという悩みもよく聞きました。
当たり前ですが、夜勤は寝ずに働き続けねばならないため、若いうちはまだいいかもしれませんが、年をとってくるとかなり身体にきてきついです。
調剤薬局薬剤師のお悩み
次に調剤薬局で働く薬剤師の方々の悩みです。
女性ばかりの職場が辛い
調剤薬局は、基本的に女性で働く方がかなり多く、男女ともにきついという声がきこえました。
女性ばかりですと、そこにどうしてもいろんな齟齬が生まれてしまい、職場がギスギスしてしまう事が多いようです。
仕事が単調
調剤薬局は、病院と併設しているところが多く、基本的に隣接する病院に来院した患者さんが来店します。
ですので、内科なら内科の薬、皮膚科なら皮膚科の薬、眼科なら眼科の薬…など、処方する薬の種類が決まっています。
ですので、調剤業務も単調なものになってしまうということがあります。
ドラッグストア薬剤師のお悩み
最後にドラッグストア薬剤師のお悩みです。
お客さんとのコミュニケーションが大変
昨今のドラッグストアは、もはやスーパーと競合しており、ドラッグストアの役割は大きく広がりつつあります。
お客さんとのコミュニケーションもとる機会が頻繁になり、お客さんとコミュニケーションをとることが必須なことになってきます。
本業以外の仕事で忙しい
だからこそ、薬を売る以外に、商品の品出しや棚卸しなど、本来の業務以外の仕事におわれてしまうこともあります。
ドラッグストアで働く以上、仕方ないことだと言えないこともないですが、「思っていたのと違った」という声が多いのもこれが原因なのでしょう。
職場が本当に嫌だ!そんなときは?
ここまで、いろんなお悩みをみてきましたが、本当に職場が嫌なときはどうしたらいいでしょうか。
ここでは、そんなときの対策法をお伝えします。
思い切って転職を考える
「本当に今の職が嫌だ・・・」と考えている場合は、思い切って転職を考えてみましょう。
新しい職場で働くのは、今まで見えてこなかった自分を見つけるきっかけにもなります。
優秀なキャリアコンサルタントがサポート
転職を決意した場合、転職サイトに登録するのをおすすめします。
優秀なキャリアコンサルタントが、あなたの転職をしっかりサポートしてくれます。
まとめ:自分のキャリアは、自分で決める
ここまでいろんなお悩みは解決策を見てきましたが、最終的に自分のキャリアを決めるのは自分です。
あらゆる条件を考えた上で、自分の人生を考えてください。