【受験生必見!】薬剤師は理系しかなれないの?疑問を解決

これから大学受験を控える学生、受験生のみなさん。

薬剤師に憧れている方は多くいらっしゃるのではないかと思います。

しかし!

こんな方々はいませんか?

「化学が苦手!」

「英語ができない!」

「もう理系科目が全然できない!」

「文系でも薬剤師になりたい!」

などなど・・・

そこで今日は理系ではなく、文系でも薬剤師になれるのかどうか、薬剤師のなり方から薬学部の受験についてまで徹底解説していきたいと思います!

これから受験を控える、薬剤師になりたいと考える方々は是非、参考にしていただければと思います!

薬剤師になるためには?

まずここでは、そもそも薬剤師になるためには何が必要であるのかについて詳しく解説していきたいと思います。

国家資格が必要だ!

薬剤師の業界に精通していない方でもご存知だと思いますが、薬剤師になるためには国家資格が必要です。

では、ラクな文系の大学に入って、独学で薬剤師免許を取得すればいいや!

と考えるかもしれません。

しかし!

薬剤師の国家資格には、そもそも受験資格があるのです。

このこちらの切り抜きを御覧ください。

これは厚生労働省が発表した、薬剤師の国家資格の受験条件です。

ご覧いただければわかると思いますが、(1)より、薬剤師は薬学過程を修めてなければいけません。

すなわち、薬学部に通う必要があるのです。

したがって、文系のラクな学部に入って独学で薬剤師になるというのは現状、日本の薬剤師国家資格では不可能となっています。

理系として、薬学部に入学するしかないのです。

では理系である薬学部だが、文系科目で入試を抜けることはできないのかと考える方もいらっしゃいます。

そこで次に薬学部受験に必要な受験科目についてお話していきたいと思います。

薬学部受験に必要な科目は?

ここでは理系科目がどうしても苦手、文系として薬学部に入学したい!合格したい!という方に向けて、薬学部の受験にはどういった科目が必要なのかについてお話したいと思います。

そもそも薬学部は理系科目?文系科目?

そもそも薬学部は理系科目なのか文系科目なのか。

この疑問に結論から答えるならば、理系科目です。

下は国立大学の千葉大学薬学部の受験科目についてです。

【千葉大学薬学部入試情報】

センター試験 5教科7科目(450点満点)

国語(100)、数学ⅠA・ⅡB(100)理科※物理・化学・生物の2科目選択(100)、外国語・リスニング(100・20)、地歴・公民(50)

個別学力試験(2次試験) 3教科(400点満点)

数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ(150)、理科※化学(100)、外国語(150)

個別配点比率 47%
備考 教育学部を改組予定、薬学科の募集は前期のみ

となっています。

以上から分かる通り、薬学部に入学するために理系科目である数学と化学が必須になっています。

では私立の大学を見てみましょう!

下は私立の東邦大学薬学部の受験科目についてです。

【東邦大学薬学部入試情報】

センター利用 3~4科目(600点満点)

数学ⅠA・ⅡBより1つ(200)、理科※基礎2科目or専門1科目(200)、英語(200)

個別学力試験 3科目(300点満点)

数学ⅠA・ⅡB(100)、化学(100)、英語(100)

となります。

私立にいたっても、センター利用、個別入試どちらも理系科目の数学と理科を必要とします。

それら理系科目の点数の占める割合は67%近くとなっているので、文系科目のみで挑戦することは難しいでしょう。

そもそも理系科目ができないと厳しい?

先ほどのお話から、薬剤師になるためには国家資格が必要であり、その国家資格を受験するためには薬学部に行く必要があることがわかったと思います。

また、薬学部に行くためには理系科目による受験が必要であることもわかったと思います。

現実として、理系科目が必要なのですが、そもそも理系科目が苦手な人は薬剤師に非常に厳しいかもしれません。

というのも、大学に入っても国家試験に合格するために猛勉強が要求されます。

そういった中で、数学や化学の知識を必要とする授業が当たり前となり、専攻ともいえない物理まで勉強させられます。

この中で理系科目が苦手な人は非常に厳しいでしょうし、並の努力では難しいでしょう。

どんな人が薬剤師に向いている?

では果たしてどのような人が薬剤師に向いているのでしょうか。

それは理系文系という観点で言えば、間違いなく理系の人です。

そして、薬剤師になりたい!という飽くなき執念をもった人でなければ厳しいでしょう。

薬学部は大学に入っても、国家試験合格のために日々勉強を強いられます。

めげない心を持った人が薬剤師になることに向いているかもしれません!

理系必見!薬剤師合格率上位大学9選!

では、理系を覚悟した薬剤師を夢見る受験生の方々!

続いて悩むところは受験する大学だろうと思います。

「朱に交われば赤くなる」という慣用句があるように、大学での環境というのは非常に大切な要因です。

本気で薬剤師になりたいのならば、そういった周りも本気であるような環境を選ぶべきです。

そこで今回は大学別に薬剤師国家資格の合格率が高い大学をピックアップしました!

是非、参考にしてみて下さい!

大学名 受験者数 合格者数 合格率
金沢大学 40 39 97.50
広島大学 42 39 92.86
九州大学 42 38 90.48
千葉大学 49 44 89.80
北里大学 284 255 89.79
名城大学 241 216 89.63
北海道大学 37 33 89.19
名古屋市立大学 80 71 88.75
岡山大学 51 45 88.24

以上となります。

その他にも80%を超える合格率を誇っている大学は多数存在し、かなり充実した勉強環境を提供した大学が多いです。

どの大学がおすすめなの?

そこで、どのような大学がおすすめなのかお話したいと思います。

これはあくまで、私の意見なので、参考までに拝見下さい。

私は上記の表を見る限り、私立大学におすすめします!

理由は以下の3つです。

  • 受験者数と合格者数が多いので、合格率に信憑性がある
  • 多くの薬剤師を目指す人がいて、人脈を形成できる
  • 国立よりも比較的受験の労力が少なく済む

これらの理由から、私は私立の薬剤師をおすすめします。

その中でも名城大学と北里大学は十分な国家試験合格率を誇るので、安心した環境で学習をすることができるだろうと思います。

北里大学はかなり人気な大学でもあり、入試難易度は高いかもしれませんが、かなりおすすめです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本日は薬剤師を目指す方々にとって、理系である必要があるのかどうかという点にフォーカスしてお話してきました。

これから薬剤師を目指す方々は理系科目の勉強を頑張って下さい!

この記事が多くの方々の薬剤師の夢の手助けになれれば幸いです。

ありがとうございました。