薬剤師が正社員として働くのには様々なメリットとデメリットが存在します。
薬剤師は働き方を自身のライフスタイルに合わせて柔軟に変えることができるので、正社員として働くのもいいですし、アルバイトや派遣といった形で働くことも可能です。
この記事では、薬剤師が正社員として働いたときに得られるメリットと注意デメリットについて紹介していきます。
薬剤師の正社員として働くメリットとは?
正社員の薬剤師として働くことによって、パートや派遣薬剤師として働いていた時には得られなかったメリットが数多く存在します。
ここでは、正社員の薬剤師として働くことによって得られる5つのメリットを紹介します。
- 最も安定した働き方で収入も安定する
- 自身のスキルUPに繋がる
- 手厚い福利厚生を受けられる
- 単純にパートよりもやりがいある仕事ができる
- 病院や一般企業への応募もできる
最も安定した働き方で収入も安定する
パートの薬剤師と比べても正社員の薬剤師になることによって、給与の面で大きな違いがあります。
また、正社員の薬剤師は、大きな事故や事件を起こさない限り基本的に解雇されことはないです。なので、正社員になることができれば安定した給与を得ることが可能です。
しかし、パートや派遣薬剤師の場合は、能力や年齢などの理由によって理不尽に解雇されることがあります。
自身のスキルUPに繋がる
正社員として働いている多くの薬剤師の方は自身のスキルアップを目指している人が多いです。
派遣社員やパートの薬剤師には基本的に昇給や賞与があリません。
ですが、正社員の薬剤師として働いて、正しくキャリアを積むことによって、キャリアップやスキルアップを狙うことが可能です。
結果的に、給与や待遇の面でもパートやアルバイトよりも優れていることが多いです。
手厚い福利厚生を受けられる
正社員の薬剤師は他の業種と比べても、福利厚生を存分に活用できる点が非常に魅力的です。
ですが、パートや派遣薬剤師は正社員同様の福利厚生を受けることが不可能です。
なので、正社員を目指す薬剤師の方は勤務先を見つける際には、福利厚生も注力して探すようにしましょう。
単純にパートよりもやりがいある仕事ができる
正社員とパート薬剤師では当然任される作業も変わってきます。
やりがいのある仕事を行いたいと考える薬剤師の方は絶対に、正社員を目指した方が良いです。
やる気があれば、比較的容易に管理薬剤師やエリアマネジャーを目指すことが可能です。エリアマネージャーともなると当然給与のアップも期待できますので、正社員を希望する方はぜひ上の役職も狙ってみましょう。
病院や一般企業への応募もできる
薬剤師が転職するときに、パートか正社員かによって勤務先が大きく変わってしまいます。
パート・派遣の場合
パートや正社員の場合は、勤務できる場所が基本的には調剤薬局かドラッグストアに限られます。
幅広い経験を積みたいと考えている薬剤師の方にはこれらの働き方はおすすめできません。
正社員の場合
正社員の場合は勤務先を決める選択肢の中に、病院や一般企業も入ってきますので、ドラッグストアや調剤薬局を含めると、様々な勤務先を選択することが可能です。
比較対象がパートや派遣と比べても多くあるので、ご自身にあった勤務先を選びましょう。
デメリットはあるのか
逆に今度は正社員の薬剤師として働いた際に被る可能性があるデメリットについて述べていきます。
- 仕事での責任が発生する
- 残業や休日の出勤があることも
- 急な異動を命じられる可能性がある
仕事での責任が発生する
パートや派遣と比較しても、正社員の薬剤師は責任のある業務を任されますので、そこにはリスクが伴います。
ですが、責任のある業務には必ずやりがいが存在します。
これをデメリットと捉えるか捉えないかは完全に個人の問題となりますが、パートや派遣薬剤師では扱うことのできない業務を、正社員は扱うことができます。
残業や休日の出勤があることも
正社員の薬剤師は、勤務場所にもよりますが残業や休日出勤がある場所もあります。
また、パートや派遣薬剤師と比べても、休みたいからといって休むことはできないので、融通は効きづらいです
そして、正社員だからといった理由で、休日に行われる薬剤師のための勉強会に駆り出されることもあるので、プライベートの時間を削られることもあります。
急な異動を命じられる可能性がある
正社員の薬剤師は、急な異動を求められことがあります。
異動が多いということは、職場での人間関係も一から作り直さなければなりません。
また、家族を持つ正社員の薬剤師の方は異動が決まる度に、場所によっては住む場所を変えなければならないので、大きな負担となります。
薬剤師の正社員求人を探す時に気をつけたい3つのこと
薬剤師が正社員の求人を探すときに気をつけなければならない3つのことがあります。
- 勤務先の下調べを入念に行う
- 面接時に勤務体系を詳細に確認する
- 転職サイトを利用する
勤務先の下調べを入念に行う
薬剤師が正社員の求人を探す時には、勤務先の選択肢が広がると先ほど述べました。
ですが、それと同時に得られる情報量が増えますので、ご自身で情報の取捨選択をする必要があります。
ご自身にとって必要な情報だけを集められるように、先に勤務先をある程度絞ってから、情報を集め始めることを勧めます。
面接時に勤務体系を詳細に確認する
希望の勤務先をある程度絞れてきたら、次は面接です。
面接で提示されていた勤務条件と全く違うということがないように、相手にしつこいと思われるくらいまで聞きましょう。
特に正社員の薬剤師を目指す方は、ご自身の勤務形態に大きな影響を与えることになりますので、必ず面接時には詳細に確認しましょう。
転職サイトを利用する
正社員の薬剤師として働いている多くの方は、転職サイトを利用して転職を成功しているケースが多いです。
転職サイトを活用することによって、数多くの求人から、ご自身の希望に合った勤務先を見つけることができます。
転職サイトはたくさんあるので、一つの転職サイトではなく最低でも3つは登録することをお勧めします。
また、異なる特色を持ったサイトばかりなので、ご自身に合うサイトだけを利用するという使い方も可能です。
おすすめの薬剤師転職サイト
薬剤師転職サイトは、どれを利用しても同じだと考えている薬剤師の方は多いかもしれませんが、実はそれぞれのサイトには違った特色があるんです。
正社員を目指す薬剤師におすすめの転職サイト3つを紹介します。
- マイナビ薬剤師
- 薬キャリ
- 薬剤師転職ドットコム
マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は、転職サイトの運営や数多くの人材紹介業を手掛けるマイナビグループが運営する薬剤師転職サイトです。
また、薬剤師の満足度が高いことでも有名です。
求人数は公開・非公開求人数を合わせると約60,000件以上あり、国内各地に検索網を張り巡らせています。なので、地方の転職を目指す薬剤師の方も問題なく利用することができます。
薬キャリ
薬キャリは、医療従事者向に様々な情報提供を行っていることで有名の、エムスリーグループが運営している薬剤師専門の転職サイトです。
薬剤師の登録者数が10万人と、全薬剤師転職サイトの中でNo.1なことが一番の強みです。
また、登録者だけでなく求人数も約5万9,000件以上あります。
正社員を目指す薬剤師にとっては、高い信頼度と求人数はかなり魅力的であると言えます。
薬剤師転職ドットコム
薬剤師転職ドットコムは、医療業界の転職支援を専門に手掛けているメディウェルが運営する薬剤師専門の転職サイトです。
第一志望内定度が90%以上、利用者満足度は95%を超えています。
上記で紹介した2社と比べると、求人数は約1万5,000件と少ないです。ですが、一番の特徴は薬剤師転職ドットコム独自の非公開求人が存在するということです。
他の薬剤師転職サイトでは扱うことが不可能な求人が数多くあるので、求人の少なさを質で上回っている薬剤師専門の転職サイトです。
まとめ
正社員の薬剤師になることで得られる、メリット・デメリット。そして、正社員を目指す時に気を付けるべきことと、おすすめの転職サイトを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
正社員の薬剤師になることで、スキルアップだけでなく大幅な年収のアップも狙うことができるので、正社員の薬剤師を目指してみるのはいかがでしょうか。