薬剤師の職場復帰を考えているけど、どうやって職場を見つけたらいいのだろう
職場復帰するには何をしたらいいのだろう
このように悩んでいる皆さん。この記事では、薬剤師がブランク明けに復職する秘訣を4つ紹介します。
Contents
復職は4つのフェーズが重要!
1.ブランクの年数を考える!
1~2年のブランク
1~2年のブランクならば、現役時代の知識も多く残っている可能性が高いです。復帰にあたっても知識面での不安はそこまで大きくないです。
事前に知識をおさらいした後は、実際に働きながら細かいところの忘れを補っていく方が効果的でしょう。そのため、なにもかも覚え直す必要はありませんので、臆することなく働き始めましょう。
3年以上のブランク
3年以上のブランクとなると、知識の抜けがかなり多くなっています。そのため、働きながら知識の不足を補うというよりは、最初から覚え直しと考えた方がいいでしょう。
2.復帰にあたっての勉強は?
先ほど説明した知識についてですが、具体的にどのようなことを気を付けて勉強しなければならないか説明していきたいと思います。
新薬について
日本では、毎年約100種類の医薬品が新薬として承認されているんです。
ブランクの期間が長くなればなるほど覚えなければならない薬も多くなってしまいます。
新薬全てを覚えるのは難しいですが、自分の職場先で扱われることになる新薬についてはしっかり覚えましょう。
これまでとは異なる作用機種の新薬が発売された際には、その違いについてもしっかり押さえておきましょう。
法改定について
法改定で重要となるのは、調剤報酬です。調剤報酬は偶数年に改訂されることになっています。
改定内容によっては業務内容も変わってきますので、注意しましょう。
薬の用法・用量について
薬の用量用法はあまり変わることはないのですが、ブランクの期間によっては忘れてしまうでしょう。
基本的に、用量用法は処方箋に乗っているので心配することはありませんが、医師が間違える場合もありますので、重要事項である薬の用法・用量は覚えておきたいところです。
特に注意したいのが、疾患によって用量用法が変わる薬です。
見落としによっては患者さんの健康被害にもつながりかねません。
併用薬の改定について
併用禁忌などの項目は薬剤師として覚えてる必須事項です。
医薬品によっては、併用禁忌や注意項目が改訂され、追加・削除されることがあるのでしっかりと覚え直しましょう。
知識不足によって、併用禁忌を見逃してしまうと生命に関わる大きな問題になるので心して暗記しましょう。
3.キャリアプランニングをする
人によって自分が今後どのように働いていきたい方考え方が異なっていると思います。
そのため雇用形態別のライフプランニングをする必要があるのです!
今から、3種類の雇用形態を紹介していきたいと思います!
正社員
メリット: 収入の安定性がある / キャリアの将来性もある
デメリット: 時間的拘束が大きい
多くの収入が欲しい方や、今後もしっかりと働くことを中心に人生を考えている方には向いた働き方です。
一方で、時間的拘束が大きいので産休明けなどでまだまだ子育てをしていく必要がある方はパートナーの協力が必須になってくる働き方ですね。
パート
メリット: 時間の融通が利く / 家の近くで働くことができる
デメリット: キャリア形成が難しい
パートだと今後のキャリア形成は難しいでしょう。そのため、時間に空きがあるときに自由に働きたいという方には向いた働き方ですね。また勤務先も家の近くにすることもできますので、時間的拘束面大きなメリットがある働き方といえます。
派遣
メリット: 時給が高い / 時間の融通が利く
デメリット: 家から遠い場合がある / パートと比較すると忙しい
派遣も時間の融通が利く働き方といえます。一方で、パートに比べると地理的融通が利かない、パートより忙しいというデメリットがあります。
パートの時給が2300円程度、派遣の時給が2700円程度なのでなるべく時間的融通が利く働き方にしたいけどお金もなるべく稼ぎたいという方におすすめの働き方といえます。
4.復帰先の職場の情報収集をしよう
ブランク明けだと職場復帰するのに様々な不安があると思います。当たり前のことですが情報収集は必須です!
職場のキャリアコンサルタントに様々な相談をしたうえで、ネット上での情報収集、実際に職場先にお客さんとして訪問することで実際の雰囲気を体感しておくことも非常に重要です。事前にいくら説明を受けていても自分の目で確認するのでは大違いです。
キャリアコンサルタントには、職場にどのような境遇の人がいるのか確認しておきましょう。同じような境遇の人がいれば、緊急時なども理解ある対応をしてくれる可能性が高いです!
薬剤師に復帰成功している人は沢山いる!
いかがでしたでしょうか?
ブランクの期間が長いほど、様々な不安が大きくなると思います。しかし、職場復帰に成功している方は多くいらっしゃいます。
皆さんの職場復帰が成功することを心からお祈りしています。