近年様々な職業で騒がれているのが、
「10年から20年後には労働人口の半分がロボットに仕事を取られる」
という予測ですが、恐ろしすぎて信じたくないです…
半分の仕事がなくなるなら、薬剤師の需要も減ってしまうのではないかと不安だと思います。
そこで今回のトピックはこちらです。
- 薬剤師の需要と供給
- 薬剤師の未来
- 生き残っていくためには
の3項目に分けてご紹介していきます。
Contents
薬剤師の需要と供給
地方薬剤師が足りない?!
薬剤師の需要は結論からぶっちゃけると
「都心部では飽和状態、地方では足りていない」
です。
都心部に人口が集中してしまった結果、薬剤師も都心部に集合してしまい、多すぎるのが現状です。
一方、地方薬剤師は少子高齢化によって薬局の需要も高まっています。
にもかかわらず、薬剤師の数が足りていません。
さらに、都心部の薬剤師よりも地方薬剤師の方が「給料が高い」というデータも発表されています。
地方の病院や薬局は人手不足の解消のために、高給料や好待遇の求人を出しています。
ぜひ、薬剤師の方や薬剤師になろうとしている方は地方薬剤師を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
地方薬剤師の実態
「高給料で好待遇なんてありえないだろ!」と疑念の目を向けられた気がしたので、地方薬剤師の実態についてお伝えします。
地方で薬剤師として働くとブラック薬局で働くことになるのでしょうか?
答えはNOです。
そもそも地方で薬剤師を求人している理由が深刻な「人手不足」です。
大変だから給料が高いと言う考え方は捨てても大丈夫です!
では、実際に地方薬剤師と都心で働く薬剤師を比較していきましょう。
平成27年度の薬剤師平均年収を比較すると、全国平均が586万、東京都は522万、神奈川県が531万、一位の福岡県が658万、二位に秋田県が651万円となっています。
このデータだけを見ても地方の薬局のほうが、年収が高いことは一目瞭然ですよね!
都心部と地方を比べると100万円以上の差が出ています。
毎月約10万円高い給料がもらえる地方薬剤師は魅力的ではないでしょうか?
「実際に働いていない人にブラックじゃないとか言われたくない!」
そうお考えになるのが当たり前でしょう。
では、実際に集められた口コミから都心部と地方の業務に実態を調査していきましょう。
実際に働いている地方薬剤師は「一日あたりの処方箋の枚数が50枚程度、常駐している薬剤師が三名と事務もいるので楽」だそうです。
さらに、前職のほうが忙しく地方の方が落ち着いて生活できるので精神的にも安定しているようです。
つまり、地方薬剤師になったからと言って、「人手不足で毎日残業のブラック薬局で働くハメになるとは限らない」ということです。
地方薬剤師になることのメリットはお伝えできたと思いますが、あの心配がありますよね?
そうです。やつです。ロボットです。
都心部、地方薬剤師の未来についてお伝えします。
薬剤師の未来は・・・
薬剤師の需要は将来どうなる?
薬剤師の需要ですが、今後も高まっていると思われます。
その理由が3つあります
- 少子高齢化
- 大手企業による薬局の増加
- テクニシャン制度の導入可能性
これらの理由についてご説明します。
まず、少子高齢化ですが、これは言うまでもありませんよね。
高齢化が進んで労働人口が減っていく現状で医療への需要は高まっていくと考えられます。
少子高齢化がすでに進んでいるのは地方であり、過疎化が進んでいる地域では薬剤師の求人はすでに多く出ています。
次に、大手企業による薬局の増加です。
大手企業は薬局を増やし続けることによって売上を伸ばす動きを今後も続けていくと考えられます。
近所に新しく薬局ができたと実感している方も多いのではないでしょうか。
薬局の数が今後も増えていく以上、薬剤師の需要は高まっていきます。
3つ目にテクニシャン制度の導入可能性です。
そもそもテクニシャン制度とはなんなのか。
テクニシャン制度とはすでに欧米では行われている制度で、薬剤師の免許を持っていない人でも薬を扱わない事務作業で薬局に貢献していく制度です。
薬局内でも仕事の多様化が進んでいくと考えられます。
たとえば、テクニシャン制度だけでなく在宅介護や地域医療の推進など薬剤師以外の人でも薬局で働くことが増えると考えられます。
その結果、薬剤師の仕事が減るのではなく、薬剤師免許が一層価値ある免許として見直され、労働環境も改善されるでしょう。
このような理由で今後も薬剤師の需要は高まっていくと考えられます。
薬剤師がAIに仕事を奪われる可能性は1.2%??
オックスフォード大学が発表した有名な論文で、仕事・雇用の未来に関して記述があった。
そこでの研究結果が「薬剤師がAIに仕事を奪われる可能性は1.2%」であった。
つまり、「将来薬剤師の職業が無くなる可能性はほとんどない」ということである。
AIが得意な複雑な計算を解く仕事は薬局で生かされる可能性は低いそうです。
しかし、AIに仕事が取られる可能性がある業務がわずかにあります。
「調剤と監査」です。
患者の過去の処方箋から必要な薬を探し出すことが可能になるかもしれないのです。
現実問題、過去の処方箋情報を個人情報として機械に知られるのが嫌という人も多そうなので、実現しても先の話になりそうですが、可能性はあります。
処方箋を機械に読み込ませたら薬が出てくる未来が現実になるかもしれません。
では、ロボットは薬剤師の敵なのかというと、味方だと言えます。
処方箋情報を読み取っている時間に患者とコミュニケーションをとる時間を作ることができますし、薬剤師の仕事を助けてくれること間違いなしです!
ロボットに仕事を奪われるのではなく、「ロボットと仕事をしていく」と発送の転換をしていきましょう!
生き残っていくためには
ロボットの心配が要らなくなっても心配という方に生き残っていく術をご提案します。
ロボットが現れても人間の薬剤師に需要を向けるにはどうすればよいのでしょうか?
それはずばり「徹底的に患者目線に立つこと」です。
コミュニケーションを積極的に患者と取る。
患者が求めている薬の情報はなんなのか。
ロボットにはないコミュニケーション力を磨きましょう。
コミュニケーションをとって患者が求めているものを聞き出すことができれば、患者から薬剤師の方が求められることになるでしょう。
原点に戻り、患者ファーストの考え方を見直すようにしましょう。
そして、前述の通り地方薬剤師として活躍するのも手です。
薬剤師人口は年々増えています。
動き出すのが遅れると地方薬剤師の求人も締め切られてしまう可能性があります。
早めに地方薬剤師の求人を見つけ出して生き残れるようにしましょう。
その時の助けになるのが薬剤師専用の転職エージェントです。
中でもファルマスタッフは薬剤師の求人が多く出ているのでおすすめです。
転職エージェントを活用して自分にあった薬剤師求人を見つけ出しましょう!
まとめ
今後も薬剤師の需要は高まっていく!
今後も薬剤師の需要は高まっていくでしょう。
医療制度の多様化やテクニシャン制度は薬剤師の需要を高める要因になります。
心配しないで大丈夫です!
地方薬剤師がオススメ!
都心部は薬剤師が増えているので給料も全国平均より低かったり、待遇が良くなかったりします。
地方薬剤師は高給料で好待遇にもかかわらず、人手不足です。
今都心部で薬剤師として働いている人も、これから薬剤師として活躍したい人も地方薬剤師がおすすめです!
人間にしかできないサービスを!
ロボットが薬剤師の仕事を奪う可能性は極めて低いですが、薬剤師として生き残っていくためには、患者とコミュニケーションをとるようにしましょう。
機械でも代替可能な業務は奪われても、人間にしかできない患者ファーストの心を持つことが、薬剤師として生き残るために大事なことです。
ファルマスタッフが便利!
地方薬剤師の求人を探している方にはファルマスタッフが便利です。
ファルマスタッフは薬剤師専用の転職サイトで求人もたくさん出ています。
薬剤師に特化しているのでクチコミ情報も多数あります。
安心して薬剤師に求人を探せるのでぜひ利用しましょう!
いかがでしたか?
薬剤師の需要の未来についての心配は晴れましたでしょうか?
ご自身のキャリアを最大限活かせるきっかけに慣れれば幸いです!
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