薬剤師の転職で誰もが苦手な面接を克服するためのポイントを紹介!

面接風景

薬剤師の転職活動の中でも、多くの人が苦手と答える面接。数回転職している薬剤師でも、これだけは慣れないという方はかなり多いでしょう。

確かに限られた時間の中で、採用担当者に自分をうまくアピールする必要があるので、採用までのプロセスの中でも、難易度が高い部類に入ると言えるでしょう。

しかし面接で大切なのは事前の準備であり、しっかりと用意を怠らなければ、意外とできてしまうものなのです。

今回は面接が苦手と感じている薬剤師のために、より採用率を高めるための大事なポイントをご紹介していきたいと思います。

薬剤師の転職先ごとに面接で有効なアピールポイントをご紹介!

薬剤師の転職先としては、調剤薬局・ドラッグストア・病院などが挙げられます。

大抵の転職サイトでも主にこれらの職場から、薬剤師求人が出ているのですが、職場によって働き方や、求めている人材も異なります。

面接の際にはその職場に合った人材であることをアピールすることが重要です。

ここでは面接でのアピール方法を、薬剤師の職場ごとに分けてご紹介していきたいと思います。

病院:周りと協調して働けることを印象づけていこう!

薬剤師の職場をはじめ、多くの職場では協調性を求められますが、病院では特に職場の人間と、より連携できる人材が求められる傾向にあります。

病院では他の部署との連携が必須となっていますので、よりチームワークが重視される職場であるためです。

よって自分の経験やスキルのほかに、そつなく周りの人間と付き合えることをアピールしていく必要があります。

コミュニケーション力があれば、病院での仕事もスムーズにこなすことができると、採用担当者にも印象付けることができますので、間違っても人付き合いが苦手などとは言わない方が良いでしょう。

また、協調性を重視する分、自分の考えを貫くような言動よりも、謙虚な姿勢を見せた方が好印象に繋がるでしょう。

とはいえ自分に自信がない振る舞いをすると、ネガティブなイメージが付いてしまいます。

自分の考えを言うときは、柔らかい表現を選ぶなど、自分を持ちつつ強引なイメージが付かないよう工夫してみましょう。

調剤薬局:店舗の運営方針を把握し、それに合わせたアピールを!

調剤薬局は大手である場合、県を跨いでの転勤を命じられる可能性があるので、その点も考慮した上で企業へのアピールを考えることをおすすめします。

地域密着型の調剤薬局であるなら、薬剤師のスキルや長所をアピールすると同時に、長期的に務められると印象づけるような目標を述べるという手もアリです。

ただ、将来的により広く地域展開することを考えている薬局である場合や、転勤が考えられる薬局である場合などは、面接で同じ地域に留まることを主張しすぎると、不利になってしまう可能性もあります。

そのため、どういった運営方針やビジョンを持っている会社であるのか、しっかりとリサーチしておくと尚良いでしょう。

手っ取り早いのは薬剤師転職サイトのエージェントに、希望条件に沿う求人を探してもらい、さらに転勤の可能性があるかどうかを、エージェントに調べてもらう方法です。

家庭を持っている場合は転勤の可能性も大幅に減りますが、面接の時点で転勤の有無を心配するよりは、エージェントに相談して家庭と両立しやすい職場を探してもらった方が話が早いでしょう。

ドラッグストア:順応性の高さを伝えると好印象に!

ドラッグストアの仕事は調剤と関係の無い業務の方が多いので、どんな仕事にも意欲的になれるという印象作りを重視すると良いでしょう。

中には調剤薬局と併設しているドラッグストアもありますが、そのような店舗でない場合は基本的にレジ打ちなどの店舗業務が主となります。

よって薬剤師には様々な業務にも抵抗なく携われる柔軟性が必要になります。

ドラッグストアでの仕事を希望する薬剤師の中には、将来的に独立して店舗経営することを望む方もいます。

しかしどの店舗でも、できるだけ長く働いてくれる薬剤師が欲しいと思っています。

そのためたとえ将来独立するつもりでも、面接では独立の話はせず、将来的に店舗運営に関われるようになりたいという体で話す方が無難です。

転職活動で知っておきたい面接で評価が高かった薬剤師の特徴

同じような経歴を持つ薬剤師でもいざ臨んでみると、採用担当者からの評価が全く異なる場合もあるのが面接の妙と言えます。

聞かれることはほぼ同じなのに、どうしてこのようなことが起こるのかと不思議な気持ちになりますよね。

しかし蓋を開けてみると、転職活動で面接の評価が高かった薬剤師には、以下のような共通点があります。

社会人としてのマナーが良く好印象だった

面接では薬剤師としてのスキルだけでなく、質疑応答の中でどのような振る舞いをする人であるのかも選考対象となっています。

たとえば面接の最初に「よろしくお願いします」、最後に「ありがとうございました」という挨拶を添えるだけでもプラス評価に繋がります。

また、面接中ではいかに自分のことをアピールするかは重要なことですが、自分のことばかりでなく、相手の話をしっかりと聞く姿勢も重要な評価対象となります。

特に病院や薬局といった、患者さん対応が重要となる職場では、相手に失礼な態度を取る薬剤師はもっての外です。

そのため面接でのマナーをしっかりと覚えるのはもちろん、質問に対して適切な対応ができる聞き上手な人物像を印象付けられると、尚ポイントが高くなるでしょう。

会社の方針に興味を持った上でエントリーしていた

それぞれの職場ごとにそれぞれの方針がありますが、自社の方針に共感してくれる人材を求めているのはどこも同じです。

よってエントリーする職場の運営方針ビジョンをリサーチし、薬剤師としてのスキルや経験と一緒に、自分はその会社のビジョンにマッチする人材であることをアピールするのも有効であると言えます。

たとえば採用担当者から志望動機を聞かれたときに、その会社で行っている取り組みに共感したことを伝えるのも良いでしょう。

採用担当者からはそこで応募者がきちんと事前調査し、自社に興味があって応募してきているのだとポジティブな印象を持つようになります。

同じ目標に向かって邁進できる人材だと印象づけるのに大変有効ですので、エントリーする前に、会社のウェブサイトや求人情報で、運営方針をチェックしておきましょう。

また転職エージェントから、職場の内部情報を聞いておくと、面接でもきっと役立つでしょう。

薬剤師専門の転職サイトでは面接のサポートも受けられる!

薬剤師免許を持っていても、面接で上手く自分をアピールできないのは非常に勿体無いことです。

転職活動をしている薬剤師の多くは、エントリーしたは良いものの、どうすれば面接で上手くアピールできるのかわからないという悩みを抱えています。

しかしエントリーする職場についての情報収集をしっかりと行うことで、面接の難易度は大幅に下がるのです。

面接の成功率を上げるカギは準備を万端にしておくこと!

薬剤師の転職であっても新卒であっても、この法則は決して変わりません。準備が面接のクオリティーを決すると言っても良いでしょう。

よほど慣れている人でないと面接を完璧にやり遂げるのは難しいので、薬剤師の転職サイトに登録してエージェントのサポートを受けることをおすすめします。

転職サイトで本番前に企業研究をできるだけ行い、万全の状態で面接に臨むようにしてくださいね。