薬剤師が転職活動をする際に必須となる履歴書。転職が多い業界とはいえ何回書いても慣れないものですよね。
現在ではパソコンでも作成できるようになり、その分作成時の負担を減らすことができるようになったのですが、手書きとパソコンでの作業は大分勝手が違うので、初めてパソコンで作成する方の場合は大いに戸惑うでしょう。
しかし企業に応募する際には提出する書類に、ミスが無いよう気をつける必要があります。
今回は転職先に提出する履歴書の書き方で悩んでいる薬剤師の方のために、パソコン又は手書きで作成する場合に、それぞれ気をつけたいポイントについてご紹介していきたいと思います。
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転職する薬剤師が履歴書を書く際の注意点！手書きとパソコンではかなり違う！
履歴書を書くにあたって、クオリティーの高い書類作成を行うために気を付けておきたいことがいくつかあります。
ここでは手書きで作成する場合と、パソコンで作成する場合それぞれのポイントについて詳しく解説していきたいと思います。
手書きで履歴書を書く場合
手書きである場合はパソコンによる表記とは異なり、自分で読みやすい文字を書き入れる必要があります。走り書きやくずし字などは自分が読めても、他の人は読みにくく感じる場合があるので、一文字一文字丁寧に書き入れることをおすすめします。
また書類に文字を書く際には黒いボールペンを使用しますが、太すぎるペンや消せるボールペンの使用は不可です。
また書き間違えた箇所に修正液や修正テープを使用するのもNGです。書き間違えたら新しい履歴書を使いましょう。
パソコンで履歴書を書く場合
パソコンを使用する場合も見やすさを重視して作成していきます。まずフォントは全て統一します。見やすくするために文字サイズを多少変更するのはアリですが、極端に異なるとバランスが悪くなってしまいますのでほどほどに。
また文字間はくっつき過ぎていないか、スペースが空き過ぎていないか、不要な記号を使用していないかといった部分にも気をつけましょう。
履歴書の仕上がりは画面上ではなく実際に印刷し、出力した際にズレなくキレイに印刷されているか、文字の大きさは丁度良いかをしっかりと確認しましょう。
手書きとパソコンでの作成で共通の注意点
手書きとパソコンで上記のように注意点が分かれますが、以下のように共通するポイントもいくつかあります。
- 誤字脱字が無いようにする
- 西暦や元号の表記を統一する
- 会社・資格・卒業校名は省略せず正式名称を用いる
- 提出前にコピーを必ず取っておく
- 日付は投函する日か持参する日の当日の日付にする
- メールアドレスは長過ぎないものを表記する
- 全ての記入欄に空白が無いようにする
→本人希望欄は何も無くても空白にせず、「貴社の規定に従います」と記入する
転職先からの好印象を得るにはパソコンと手書きどちらが良いの？
薬剤師は一般職に比べて書類選考に落とされる可能性は低いとされていますが、履歴書は第一印象にも影響します。
よって薬剤師が転職する場合でも、できるだけ正確で読みやすい、クオリティーを重視した履歴書を準備する必要があると言えますが、パソコンか手書きかで相手からの印象にどのくらい影響するのか気になるという方もいるでしょう。
手書きでの作成を推奨する方も確かに一定数いますが、実際のところはどうなのでしょうか。
手書きの方が印象が良くなるというのは本当なのか
履歴書の作成は手書きでもパソコンでもどちらでも構いません。
現代ではパソコンで履歴書を作る薬剤師も増えています。採用担当者の中には手書きのものを好む人もおり、年配の方であるほどその傾向が強いという説もありますが、特に気にしないという人もいますし、パソコンで出力した書類の方が文字が読みやすいという人もいます。
結局は担当者一人一人の好みに寄るので、基本的に自分が作成しやすい方法を選ぶと良いでしょう。
ただし先程も述べたように手書きとパソコンそれぞれで、注意しておきたい点が異なります。
それらの点についてきちんと把握した上で、ミスの無いよう作成することで、応募する側の誠意がより伝わりやすくなるでしょう。
転職エージェントからあらかじめ情報収集をしておくという手も
企業側からの印象を少しでも良くしたいというのであれば、薬剤師転職サイトのエージェントから、あらかじめ採用担当者の性格や好みについて情報を集めておくという手もあります。
転職エージェントは職場内の雰囲気や、スタッフの性格といった内部情報も把握していますので、応募する企業の採用担当者が手書きを好むのか、パソコン出力でも気にしない性格なのかをあらかじめ把握しておけば、心置きなく履歴書の作成を進めることができます。
現在の薬剤師選考は履歴書のクオリティーも審査対象になる
薬剤師は人手不足が続いていたため、一昔前までは書類選考で落ちることはほぼ無いとされていました。
しかし調剤報酬改定により薬剤師自身の質がより問われるようになったため、競争率も高くなり書類選考でふるいにかけられることも増えました。
よって薬剤師も書類選考によって落とされる時代になったということです。
特に競争率が高い求人であるほど、少しのミスで書類選考から外されてしまう可能性が高くなります。
履歴書で薬剤師としての能力もジャッジされてしまう！？
一般的に薬剤師は転職しやすいと言われていますが、だからといって履歴書をいい加減に書いても良いというわけではありません。
薬剤師の履歴書では少しでもミスがあると、書類選考でマイナス評価を受け、最悪選考を落とされてしまう可能性があります。
薬剤師は患者さんに使用する薬を取り扱うので、企業側としてはより正確に仕事をこなせる人に来てもらいたいと思っています。
ミスのある書類を提出してしまうと、仕事でも正確さに欠けるのではないかと、疑われ書類選考の合否に大きく影響してしまうのです。
よって求人に提出する書類を作成する際には、100%ミスの無い書類にすることを意識しておく必要があると言えるでしょう。
現在履歴書を書いている薬剤師さんは、今回の記事を参考に履歴書のクオリティーにも気を配ってみてください。
