病院薬剤師は就職先として、新卒やキャリア採用どちらも人気の高い職場です。
病院薬剤師というと、キラキラしたイメージがあり、この響きに心惹かれて就職しようと考える人は多いのではないのでしょうか。
人命に深く関与し、医療チームの一員として患者さんの病気の治療に貢献しているのように思うでしょう。
しかし、これは事実である一方で間違っています。
今日はこれから病院に就職をしたいという薬剤師に向けて、病院薬剤師の実態を徹底解説していきたいと思います。
Contents
病院薬剤師の実態って?
まず病院薬剤師って言われると、薬剤師の中でも花形であり、ばりばり働いて命を救っていると考えるかと思います。
しかし、導入でもお話した通り、一部分は正解であり、一部分は間違っています。
医療チームの一員となり、たくさんの患者さんの命を救っているというのは事実です。
しかし、病院薬剤師に憧れる方の多くが想像するようなキラキラした仕事ではないのです。
一言で言うならば、「病院薬剤師はとても大変」なのです。
時期によっても異なりますが、病院の急性期にはバリバリブラックかのような働きをせざるおえなくなるということもあります。
実際に華やかなイメージから病院薬剤師になった方のその苦労した体験を紹介したいと思います。
20代後半の病院薬剤師(男性)
実際に病院薬剤師はやりがいは非常にあると思います。
しかし、かっこいいからやキラキラしているからといったふわっとしたイメージで就職してしまうと痛い目をみるかもしれません。
以下が病院薬剤師の平均の給料です。
初任給 | 年収 |
約17万円~20万円 | 約400万円 |
このように給料も、他の薬剤師の業種に比べると低くなっています。
ですので、病院薬剤師に自分が向いているのか、そして何故病院薬剤師として就職したいのかを十分に考える必要があると思います。
では、どのような人が病院薬剤師に向いていないのかを解説していきたいと思います。
どんな人が病院薬剤師に向いていない?
病院薬剤師に向いていない人の特徴は大きく分け2つあります。
- 人間関係の構築が苦手な方
- どんな職場環境でも適応できるという自身がない方
これらの2つを詳しく解説していきたいと思います。
人間関係の構築が苦手な方
まず病院への就職が向いていない方の大きな特徴は人間関係の構築が苦手な方です。
大きな理由として、病院という組織に所属すると同じような人と常に接するからです。
そして、医療チームを組んだときにさまざまな先輩方に囲まれることになります。
そういったときにストレスを感じずに、円滑にコミュニケーションを取れなくてはなりません。
そういった意味でも病院薬剤師はさまざまな人間との関わりがあるので、人間関係の構築が苦手な方には就職先として向いていないでしょう。
どんな職場環境でも適応できるという自身がない方
もう1つの病院薬剤師を就職先にするにあたって、避けたほうがいい方の特徴は職場環境への適応力がない方です。
病院薬剤師は先程もお話した通り、激務が続きます。
夜勤の多さや低い給料、毎日繰り返されるルーティンワークに重大な責任などストレスをかかえる要素が多いかと思います。
そういった厳しく劣悪な職場環境でも、やりとげられ、そこにやりがいや楽しさを見いだせる方でなければ務まらないでしょう。
そういった意味で、職場環境への適応力がない方は病院薬剤師を就職先にするのは向いていないでしょう。
では次に、上の特徴や実態を踏まえ、それでも病院薬剤師になりたい!という方に向けて、病院薬剤師になるために気をつけるべきことをお話したいと思います。
病院薬剤師になるために気をつけるべきことは?
ここでは病院薬剤師として就職するために気をつけておくべきことをお話したいと思います。
まず大学病院に就職しようと考えている方は、筆記試験対策を徹底しましょう。
希望する大学の過去問をしっかり入手するか、春に実施される国家試験の黒本を使って徹底対策を施しましょう。
また、病院の求人を常にチェックしておくことが必要です。
ほとんどの病院薬剤師は欠員が出たその時に募集するといった場合が多いのです。
正社員にこだわらず、どんなに小さな病院であっても働けるチャンスがあるなら飛びつくようにしましょう。
ここで、病院薬剤師に向いている求人サイト「ファーマキャリア」を詳しく知ることのできる記事を紹介します。
是非参考にしてみて下さい。
最後に
いかがでしたでしょうか。
これまで人気の就職先である病院薬剤師の実態などを徹底解説してきました。
実際にこれから病院薬剤師になりたいという方は、自分が病院薬剤師に向いているのか、そして何故病院薬剤師になりたいのかを考えるようにしましょう。
是非、納得の行く転職・就職活動ができることを心から願っております。