こんにちは!
「薬剤師が自衛隊で働けるって聞いたんだけど、本当なの?」
「本当なら、詳しく知りたい!」
この記事をお読みの方の中で、このように思う方は多いかと思います。
そこで、今人気急上昇中の「自衛隊薬剤師」について、徹底的に解説します。
Contents
自衛隊薬剤師になるには
一口に自衛隊薬剤師になりたい、とは言っても、ただ薬剤師の資格を持っていればいいわけではありません。
自衛隊薬剤師になるために必要なことをお伝えしていきましょう。
薬剤科幹部候補生の試験を通過する
そもそもとして、自衛隊で働くには自衛隊の試験に受からなければならないことは当たり前だと言えます。ですが、その中でも薬剤官として働くためには、薬剤科幹部候補生の試験に受かる必要があります。
つまり、薬剤師であるだけでなく、知性や体力など、総合的な力を求められているわけです。
倍率は??
結論から言いますと、薬剤科の倍率はあまり高くないです。
理由は簡単で、薬剤師が自衛隊で働くことができる、という認識が世間一般の間で広まっていないからです。
応募してくる方が少ないので、そのぶん倍率も下がりますが、だいたい6倍くらいと言われています。
自衛隊幹部候補生の一般部門の倍率が30~40倍と言われておりますので、薬剤官として幹部候補生になることは、いい意味でコスパが良いと言えます。
自衛隊薬剤師の業務内容
では実際に、自衛隊薬剤師はどんな業務をこなしているのでしょうか。
次に、業務内容について細かく見ていきましょう。
病院で過ごすことが多い
主な任務は、陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の各駐屯地における病院に常駐し、隊員の健康管理を行うことになります。
また、有事の際、自衛隊員とともに現地に派遣され、隊員の衛生・健康管理や、被災者の救助なども任務の1つになっています。
転勤も多い
役職的には国家公務員であり、場合によっては、数ヶ月間の海外勤務や、3年周期で勤務地の変更を命じられることもあります。
ですので、あまり働く場所にこだわりがなかったり、家族もそのへんの理解がないと、いろいろと大変な事になってしまいます。
休日は結構おおい
週休2日制で、祝日や正月休み、夏季特別休暇など、普通の企業と同じくらい福利厚生もしっかりしているので、その点は安心しても大丈夫です。
年収は高い
一般的な薬剤師の年収の平均は500万円程度であるのに対して、自衛隊薬剤師の年収は650万円ほどです。
休日もしっかり取れるのにこの給料である、というのはとてもホワイトですし、メリットが大きいというふうに言えると思います。
自衛薬剤師に求められるもの
次に、一般の薬剤師と比べて、自衛隊薬剤師にどんなスキルが必要なのかについてお伝えしていきます。
1,冷静な判断力
自衛隊薬剤官は、ときによっては過酷な条件下での判断を下すことも必要になってきます。
過酷な状況、自分が決断しなければならない状況になった時に、周囲の状況をよくみて、優先順位にもとづいた判断をしなければなりません。
2,リーダーシップ
自衛隊薬剤官は、薬剤師でありながら、文字通り”自衛官”でもあります。
幹部候補生の試験を合格し、訓練を受けてきた自衛官として、周りの隊員をマネジメントする力も必要になってきます。
ですので、集団のマネジメント能力というのは、必須の能力である、ということが言えます。
3,頑強な身体
一般の薬剤師の業務では、あまり身体を動かすことは少ないでしょう。
しかし、自衛官として、日常から訓練を受ける機会があります。
そこで悲鳴をあげていては、有事の際に、世のため人のために働くことはできません。
薬剤師でありながら、そういった厳しい環境にも耐えられる方であることが必要です。
自衛隊薬剤官として働くメリット
では次にメリットを見ていきましょう。
公務員のため、とても安定している
一般的な薬剤師も、普通に安定してはいますが、国家公務員となればその安定度もまた変わっています。
安定をもとめている方にはオススメです。
年収が高いし、退職金もしっかり出る
公務員とはいっても、先ほどのべたように、給料も高いですし、退職金もしっかり出ます。
生涯年収で見たら、普通の優良企業と変わらないですので、お金がほしい人でも志望することができます。
自衛隊薬剤官として働くデメリット
次にデメリットについてです。
異動が多い
これは、人によってはデメリットになりえます。
子どもや奥さんがいる方など、家族関係的に転勤したくない方は、海外に住むのに抵抗がある方にはおすすめしません。
まとめ:適性を見極め、理想の人生を!
ここまでで、自衛隊薬剤官のイロハをお伝えしてきました。
ここまでお読みいただいておわかりかと思いますが、この職業は向き不向きが大きい職業です。
自分の適性をしっかりと見極め、自分がこの職業に本当に向いているのかを考え抜いてから、最終的に決断するようにしましょう。
みなさんが理想の人生のために、この記事がお役に立てたら幸いです。
では!