みなさんは今薬剤師として、どこで勤務しているでしょうか。このページをご覧になっているということは、薬局薬剤師に興味があることとと思います。
そこで、薬局で勤務する方の「業務内容」と「年収」について紹介します。また、薬局に転職することで年収がどれくらい変わるものなのか、検証していきたいと思います！
Contents
薬局の薬剤師の業務内容
薬局に勤務する薬剤師はどのような業務を行うのでしょうか。薬局では以下の3つの業務があります。
調剤業務
医師は患者の診断を行った後に処方箋を書きます。それを患者は薬局に持っていき、薬剤師は処方箋に書いてある薬を患者に提供します。
この患者に薬を提供する業務を調剤業務といい、薬局でやる主な業務です。
服薬指導業務
薬剤師は薬を渡す際にただ渡すだけではいけません。
しっかり患者に1日何回、何錠飲むかという用法用量について教える義務があります。
これを怠ると患者は服薬を間違える可能性があり、下手をすると命を落としかねないので、非常に重要な業務です。
薬歴管理業務
最後に、薬剤師は患者の薬歴もしっかり管理するという業務があります。
なぜかと言うと、薬には相性があるからです。Aという薬とBという薬を飲むと非常に危険と言うこともあるので、これを通して人の命を守ることができます。
この3つの業務は非常に重要で、これらすべての業務を行うことになります。また、薬局内で昇進した場合、管理薬剤師というものになります。具体的には、薬の品質管理や在庫管理という業務が増えます。
薬局で働くメリット
薬局で働くメリットというのは何なのでしょうか。
薬剤師のスキルが全体的に身につく
先程も言った通り、薬局の薬剤師は3つの業務をすべて行うことにもなります。ですので、非常に学ぶことが多く、それによって成長することができます。
また、薬局が無いところで働く薬剤師よりも知識も経験も取得できます。
働きやすい環境
他の業種に比べて、薬局の薬剤師はワーク・ライフ・バランスが非常によく取れています。例えば、休む日は固定なので、しっかり休みが取れます。
子育てと仕事を両立したいという人は非常に向いている仕事であると言えます。
慣れれば非常に楽な仕事
先程も言ったとおり、やる業務は3つあります。しかし、業務は常にこの3つです。つまり、この業務以外はやらないのでこの仕事を何年もやっていれば、仕事にも慣れてきて非常に楽な仕事になると思います。
1つのことを極めたいという人には向いているのではないでしょうか。
非常に安定している
薬局は会社と違って、その地域に必要不可欠な存在なので比較的安定しています。
最悪、薬局が潰れても薬局で取得した知識は非常に高価値なので、職に困ることはないでしょう。
薬局の薬剤師の年収は
これから転職をしたいなら、年収というのは非常に気になるところだと思います。今回は年齢順、そして、他業種との比較をしたいと思います。
薬局勤務の薬剤師の年齢別年収
薬剤師の年収は以下のような推移をします。
20代：男性:450万円・女性:400万円
30代：男性:500万円・女性:450万円
40代：男性:650万円・女性:550万円
50代：男性:700万円・女性:600万円
このように大体400万円でスタートして、最終的に700万円ぐらいになります。
他業種との比較
それでは他のところで働いている薬剤師との比較をしてみましょう。今回は薬剤師に人気な他の職場である、民間企業・ドラッグストア・病院で働いている人の年収を比較していきたいと思います。
年収ランキングは以下のようになっています。
1位：民間企業（製薬会社）：650万円から1000万円
2位：ドラッグストア：450万円から750万円
3位：薬局：450万円から700万円
4位：病院：400万円から650万円
このように民間企業が1位でした。その理由は非常に勤務時間が長いことが大きな理由です。ですので、時給に換算すると薬局などより低い可能性があり、一概に給料がいいから良いは言えません。
それぞれが自分に適した職場を選択することが非常に重要です。自分は子育てと仕事を両立したいという人は民間で働くよりも絶対に薬局で働いたほうがいいです。（企業にも産休などを与えてくれるところもありますが、それは短期的な解決策でしか無いので、長期的に考えると薬局で働いたほうがいいです。）ですので、自分にフィットする仕事をよく考えて転職することをおすすめします。
自分の活躍の場を見つけよう
今回は薬局での業務、薬局で働くメリット、薬局で勤務する薬剤師の年収について話しました。薬局の薬剤師の給料は他業種に比べて低いものの、ワーク・ライフ・バランスが非常によく取れていて、安定した職場だと思います。人それぞれ、自分のやりたいことがあると思うので自分のライフステージにおける最適解を見つけてもらえればうれしいです。
