大阪で薬剤師が転職を成功させるための方法

薬剤師_転職_大阪

大阪府内の皆さんの中で、「今は普通の会社員だけど薬剤師に興味がある。」「薬剤師をしているけど、職場を変えてスキルアップをしたい」と考えている方は少なくないでしょうか。

非常に大きな都市であるため、薬局や病院等の十分あります。しかし、詳しく考えずに転職をしてしまうと、結果的に「前の職場のほうがよかった」という事態に陥る人も少なくありません。

そこで今回は大阪の薬剤師の転職状況について詳しく説明していきます。

大阪の薬剤師の年収は低い

転職を目指している人が一番気になるのは、やはりお金のことですよね。

もちろん、職場環境等も大切ですが、待遇はどうなのかも同様に大事です。しかし、大阪の薬剤師の年収は低いというのが現実です。

他の都道府県の薬剤師と比べても、全国平均の年収が553万円であるのに対して、大阪府内での平均は493万円

と全国平均と比べて約60万円も低いということがわかります。

地方薬剤師の年収についてはここを参考にしてみてください!

年収が低い原因は薬剤師の多さ

大都市にもかかわらず、なぜ大阪の薬剤師の年収は低いのでしょうか。

それは単純な理由で、薬剤師の数が多いからです。

では、なぜ薬剤師の数が多いのか、理由は2つあります。

理由1:薬学部のある大学の多さ

薬剤師が多い理由の一つ目は、薬学部専攻の学生が多いことです。

全国には薬学部がある大学は73校あり、そのうち府内には

  • 大阪大学(国立)
  • 近畿大学(私立)
  • 摂南大学(私立)
  • 大阪薬科大学(私立)
  • 大阪大谷大学(私立)

 

以上の5校が存在します。73校を47都道府県で割っても2校にさえ満たないのに、5校もあるのは全国的にも薬学部が多い県と言えます。

もちろん、薬学部卒業者の進路は薬剤師だけでなく製薬会社やその他の企業など様々ですが、それを抜きに考えても、やはり薬剤師として働く人数の多さは薬学部の大学の多さに関係していると言えるでしょう。

理由2:大都市であるため

もう一つの理由は、大都市で働けるという魅力です。

薬剤師は国家資格であるため全国どの地域でも働くことができます。

そんな中、地方と大都市を比べた時、年収や利便さを考えると大多数は大都市を選ぶでしょう。

都市部と地方の求人例比較

前項・前々項では大阪の薬剤師の年収の低さとその原因について解説しました。

では、実際の求人はどのような感じなのか、また場所によって年収・待遇の差はあるのか、転職する際に気になるポイントがいくつかあると思います。

そこで、以下に都市部・地方の実際の求人例をそれぞれ紹介していきます。

都市部の求人例

県庁所在地である大阪市はとても栄えており、また薬剤師の求人の人気も高いです。

ある病院の求人例を紹介いたします。

この病院は浪速区にあり難波駅から徒歩数分と都市部にある勤務地といえるでしょう。

気になる年収ですが、採用ホームぺージには「正社員:年収360万円~450万円」と記載されています。

現段階ではこの額が高いか低いか判断できないので、次に地方の求人例を見てみましょう。

地方の求人例

都市部から少し離れた富田林市・茨木市の二つの求人例を見ていきます。

富田林市にある調剤薬局を例にあげます。ホームページで年収を確認すると「正社員:約年収600万円~650万円」と都市部の例と比べてとても高いですね。

次に茨木市にあるドラッグストアの求人を見てみると、ホームページには「正社員:約年収500万円~650万円」とやはりこちらも都市部と比べて年収は高いです。

今回紹介した例はほんの一部ですが、それでも都市部と比べ地方の方が、年収は200万円ほど高いことがわかってもらえたと思います。

また、都市部では求人の年収で600万円を超えるところはほとんど存在しませんが、地方だと半数以上の求人が年収600万円を超えています。

大阪で良い転職先を見つけるコツ

では、実際転職をするとなった際にはどのような点を意識すれば上手くいくのでしょうか。

以下に条件の良い求人を見つける際のポイントをまとめました。

地方にある薬局・ドラッグストアを探す

上記の項でも述べた通り、都市部と比べ地方の方が年収は高くなっています。

都市部から離れるほど通勤の難しさ等の問題は増えますが、その分年収は上がります。

なので、自分の無理のない範囲で地方の求人を選択することがポイントの一つと言えます。

薬剤師の転職サイトを活用する

二つ目のポイントは転職サイトを利用することです。

条件の良い求人はそもそも離職率が少ないため募集がなかなか出ないです。

そういった求人を逃さないためにも、サイトに登録し、常に情報を見るべきでしょう。

また一つのサイトだけでなく、複数のサイトに登録しておくことでより求人を逃すことはなくなるので、面倒だとは思いますが積極的に登録することをおすすめします。

 

転職のコンサルタントを受ける

3つ目のポイントは、コンサルタントを受けてみることです。

求人に載っている勤務条件などは、意外にも企業と交渉をすることで自分の都合のいいものに合わせることが可能です。

ただ、自身でそういった交渉をするのは単純に気まずいですし、また経験もほとんど無いため上手くいかないことが多いです。

そういった時は転職コンサルタントに依頼することで、条件交渉を行うことができます。

おおよそですが7割くらいの確率で条件を向上させることができるので、余裕がある方はやってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は大阪で薬剤師の転職をする際の基本事項やコツについて紹介しました。

全国的にみると条件がいいとは決して言えませんが、自分の努力次第でいい転職先を見つけることは可能です。

紹介したポイントを参考にして、大阪での転職を検討して見てください。