「60歳になったけど、まだまだ働きたい」!
このように考えている薬剤師の方も多いのではないでしょうか?
薬剤師の仕事は人のために役立つ仕事ですし、やりがいも大きいですよね。
けど「60代で転職なんかできるの?」「難しいのでは・・・」と考えてあきらめるのはもったいない!
60代の薬剤師さんの転職とはどのようなものなのか、どうしたら上手くいくのかについてご紹介します!
Contents
薬剤師が60代で転職するのは可能?
結論から言うと、転職することは可能です。
昔であれば60歳で転職するなんて考えられないことでしたが、2013年4月に法改正が行われたため、すべての会社では「定年を65歳までひきあげるか」、もしくは「従業員と再契約を結んで65歳まで雇用するか」、どちらかが義務付けられるようになりました。
したがって、すべての方は65歳まで働くことが出来、60代での転職も可能になったのです。
60代薬剤師の転職理由とは?
では60代の薬剤師はどのような理由で転職を考えるのでしょうか?
体力がある
今の60代の方々は、医療の進歩により以前の方と比べても、まだまだ元気な人も多いです。健康で元気だと、60歳を超えてもまだ働きたいと考える人は増えています。
経済面
少子高齢化に伴って、年金の支給が困難になった政府は年金の支給年齢を65歳に引き上げました。
発端は政府の財政なのですが、65歳まで年金が支給されないので、それまでの働き口を見つけなければお金は減る一方となります。
60代薬剤師の強み
60代になると、転職活動は普通、厳しくなるものです。
なぜなら体力的にも衰えてますし、老眼で細かい物が見えなくなりますし、やはり仕事の覚えも悪くなります。
この状況で転職活動を成功させるには、やはり今までの強みを生かしていく必要があります。
今までの仕事経験を生かす
60代の薬剤師の一番の強みと言えば、今まで培ってきたスキルです。薬や医療に関しての知識量も多いので、そのことをアピールできれば問題なく転職を行えるでしょう。
60代薬剤師の転職が難しい職場
60代でも転職が可能とお伝えしましたが、どの職場にも転職できるというわけではありません。ここでは60代以降の転職が難しい職場を紹介します。
病院
病院薬剤師として転職するのはほぼ不可能に近いでしょう。なぜなら、病院薬剤師は年齢制限を設けているところが多く、年齢は高くても30代後半までしか募集していないケースがほとんどです。
理由としては、若い方の方が安い賃金で雇用することがで、かつ物覚えが良いことがあげられます。
それに、急な夜勤や当直も引き受けてくれる人が多いですが、60代ですと体力面的にも厳しくなってきます。
どうしても病院で働きたい方は、夜勤や当直の少ない「慢性期病院」をあたってみましょう。そこでなら受け入れてもらえるかもしれません。
企業
これまでに何年も企業で実績を積んできたのなら別ですが、普通の薬剤師として働いてきた方は、企業への就職は難しいです。
医薬品の知識が必要となる一般業界としては
- MR
- 開発職
- 研究職
- CRC
- CRA
などがあげられます。これかの企業は薬剤師の免許がなくても働ける職場なため、ライバルも多く、転職は厳しいでしょう。
60代薬剤師が転職しやすい企業
60代の薬剤師でも転職がしやすい会社を紹介していきます。
調剤薬局
薬剤師としての経験がある場合、調剤薬局への転職は比較的しやすいです。しかし、都会では薬剤師が多く、飽和状態となっているため若い方が採用されやすい傾向にあります。
地方の薬局は人手が足りないところが多く、一店舗を一人の薬剤師が回しているところもあります。その上、定年もないところが多く、元気であれば身体が許す限り働くことができます。
薬局への転職を考えている方は地方の薬局も視野に入れてみてはどうでしょうか。
ドラッグストア
薬事法の改正の影響で、ドラッグストアは各店舗に管理薬剤師を一人配置しなければなりません。そのため、年齢問わず募集しているところが多いです。
ドラッグストアは調剤薬局と比べて営業時間が長いため、夜間の募集が多いです。
この時間は応募も少ないため、狙い目であると言えるでしょう。
不安な方は転職エージェントを利用しよう
自分一人の力だと、希望通りに転職できないかもと不安になっている方もいるでしょう。
60代以上だと自分で求人情報を探すだけでも大変です。
そんな方には転職エージェントがオススメです。
おすすめの転職エージェントを知りたい方はこちらも参考にしてください!
転職エージェントは、実際に薬局などの人事とやり取りをしているため採用情報に関してとても精通しています。
したがって、転職エージェントに希望を伝えれば、希望通りの転職先を見つけ安くなります。
自分で探すと多くの時間と労力が必要となるので、転職エージェントを積極的に利用することをお勧めします。
60代となると、求人の数がぐっと減ります。なので、転職エージェントに登録する場合、求人数が多い転職エージェントを選びましょう。
おわりに
60代の薬剤師の転職事情について紹介しましたが、いかかでしたか?
60過ぎても働きたいという方はたくさんいると思います。
あきらめることなく、良い転職活動を行ってください!