調剤薬局で働く薬剤師はなにをしているの？

薬剤師にはさまざまな働き方があります。例えば、調剤薬局や病院、ドラッグストア、企業と働く場所や働き方は多岐にわたります。

その中でもとりわけ需要が高いとされている調剤薬局にフォーカスしたいと思います。

調剤薬局の概要、1日の流れ、調剤薬局で働くメリット、デメリット、そして収入なんかについてお話ししていきたいと思います。

調剤薬局とは？

「ここでは調剤薬局ってそもそもなに？」

という疑問を解消するため、調剤薬局の業務内容についてお話していきたいと思います。

処方箋の受付業務

患者さんが来られたら、その患者さんより医師によって提出された処方箋を受け取ります。

処方箋の受付は調剤薬局事務の方が行うケースもあり、職場によってそのルーティーンは異なります。

調剤業務

調剤薬局の最も主要な業務がこれです。

その処方箋に不備がないかどうか確認をし、重複した投薬や相互副作用がないか、その危険もしっかり確認していきます。

主に、疑義照会という業務内容にあたります。

服薬指導

調剤を済ませたら、患者さんに薬の説明をします。

この業務はかなり重要であり、薬歴確認等を通して安全に服用にしてもらうように促します。

在庫確認の業務

調剤薬局のなかでも、在庫管理を担当している方はなくなりそうな薬を発注したり、効率よく薬を出せるように管理したりします。

目薬を袋の中に入れたりする業務を「予製」といい、このような作業も行います。

以上のように、調剤薬局の中でも業務内容はかなり多岐に渡ります。

調剤薬局の1日の流れって？

調剤薬局で働く薬剤師の一般的な1日の流れをお話していきたいと思います。

店舗のオープン時間に合わせて、9時から17時頃まで働くのがオーソドックスです。

1日の流れは以下の通りです。

8:45　 出社、白衣に着替えて計測機械に電源を入れる

↓

9:00　店舗オープン、調剤薬局の一般的業務（上記で紹介したような業務です）

↓

13:00　昼食休憩

↓

14:00　病院の午後の診療開始とともに、一般業務作業開始

↓

16:00　空き時間を利用して薬の仕分け在庫の確認、発注作業

↓

17:00　クローズ後に店舗の売上状況等の確認

以上が一般的な調剤薬局で働く薬剤師の1日の流れです。

もちろん店舗によって細かな業務内容は異なりますが、おおまかな作業内容は上記の通りです。

調剤薬局で働くそのメリット・デメリット

ここでは調剤薬局で働くそのメリットとデメリットについてお話していきたいと思います。

メリット

• 休みが固定で残業が少ない
• 転職しやすい
• 患者さんとの接点が多い

・休みが固定で残業が比較的少ない

調剤薬局の多くは近くに病院があることが多く、そのため休みも固定となっています。

子育て中の方や共働きの方にとってはかなり働きやすい環境ではないでしょうか。

・転職しやすい

薬剤師のような医療業界は慢性的な人材不足です。

したがって、薬剤師免許をもっているというだけでほとんどの方が採用されることが多いです。

・患者さんとの接点が多い

企業やドラッグストアで働く薬剤師よりも、比較的患者さんとのコミュニケーションが多いことが特徴です。

自分の仕事が誰のためになっているのかということを毎日確認することができるため、モチベーションの維持はしやすいのかと思います。

デメリット

• 収入が上がりにくい
• 単調な業務内容が多い
• 大量の処方箋処理を行わければならない

・収入が上がりにくい
ドラッグストアや企業に比べて、調剤薬局では収入を上げることは難しいです。

基本給が高いことは事実なのですが、昇給が少ない点はデメリットに思われます。

・単調な業務内容が多い
調剤薬局の業務は先程1日流れを説明した通り、ルーティンが決まってしまっています。

そういう意味で日々新しいことをしたい方や、業務に変化が欲しい方はあまり向いていないかもしれません。

・大量の処方箋処理を行わければならない
大きな総合病院の近くに併設される調剤薬局の場合、かなりの患者さんが1日に流れてきます。

ハードワークにやりがいを感じる人は向いているかもしれませんが、ゆっくりとしたペースで働きたいという人にはあまり向かないかもしれません。

調剤薬局で働く薬剤師のメリット、デメリットに関してお話してきました。

調剤薬局でも地域や場所によって、その雰囲気も変わってきます。

調剤薬局で働いてみようと考えられている方は、事前に職場をしっかり調べ、自分に合った職場を見つけるようにしましょう。

調剤薬局の年収は？

以上のように給与面では多少のばらつきはあるものの、比較的高収入です。

調剤薬局に転職を考えるならば、より高収入の職場に働けるように複数の求人サイトに登録するようにしましょう。

まとめ

ここまで調剤薬局の概要や1日の業務の流れ、メリット、デメリット、収入についてお話してきました。

調剤薬局で働きたいと考えている薬剤師の方がいるならば、複数の求人サイトに登録し、自分にあった職場を見つけてください！

利用する転職サイトに悩んだら、この記事を参考にしてみてください！