「薬剤師」という仕事はご存知でしょうか。
薬剤師には非常に責任のある仕事です。
そして、薬剤師は今人気の職業になっています。
どのようにして薬剤師になれるのか、資格の取得方法など詳しく見ていきましょう。
薬剤師とは
薬剤師とは、病院や診療所に行って病気の治療や予防、健康の維持などのため薬をもらったり、体調が悪いときに町の薬局・薬店で薬を購入したりしますよね。
その時に薬学を専門的な立場から関与しているのが薬剤師です。
医師の出した処方箋が間違っていないかをチェック、薬の調合、そして患者さんに薬を交付し、患服薬指導するのが薬剤師の仕事です。
また、薬剤師は一般医療薬品の販売・相談もすることができます。
これはドラッグストアで勤務している薬剤師を想像してもらえれば分かると思います。
薬剤師には責任があります。
薬も使いようによっては毒となります。
誤って薬の量、種類を処方してしまうと、病気が悪化したり、合併症を引き起こしたり、後遺症が残ったり、副作用が起きたりします。
最悪の場合には死に至る可能性さえあります。
普段何気なく薬を受け取っているかもしれませんが、薬剤師の方がちゃんと調剤しているために安全に薬を飲むことができているのです。
また、興味深い資料を発見しました。
大学生より下の子どもがいる30~59歳の男女に「子どもに将来就いて欲しい職業」を調査したところ、
なんと5位に薬剤師が入っているのです。
なぜ薬剤師は人気高騰中なのでしょうか。
それは薬を処方するために絶対必要だからです。
病院、薬局、ドラッグストアでも薬剤師無しに薬を処方することは出来ません。
近年、薬局、ドラッグストアが増えていて薬剤師が不足しており、そのため好条件での求人が多くなっているとおもわれます。
特に都心部の密集地と地方のドラッグストアで人不足のため、求人の数は約90,000以上になっているようです。
薬剤師が人気な理由
先程も述べた通り、子どもに就いて欲しい職業ランキングで、公務員、医師、会社員、看護師に続き5位にランクインしている薬剤師。
人気の理由は薬剤師の給料が高く人手不足のため、需要が絶えないと思われます。
また需要があるのと、資格を必要とするために給料も安定していると思います。
薬剤師の平均的な年収は543万8200円と高いです。
一般的なサラリーマンの平均年収は413万円と薬剤師のほうがはるかに高いのが分かりますね。
また勤務先ごとの初任給はこのようになっています。
調剤薬局 | 約22~30万円 |
ドラッグストア | 約30万円 |
病院 | 約20~25万円 |
製薬会社 | 約22万円 |
ドラッグストアは初任給が30万と、とても高いですね。
初任給も高く、ニーズもあることから人気がでてきていると思います。
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薬剤師になるためには
では薬剤師になるためにはどうすればよいでしょうか。
薬剤師の資格は薬剤師の資格はいったいどのように取るのでしょうか?
資格と言えば、最近では通信教育で勉強をして資格を得るのも流行です。
しかし通信教育や専門学校において薬剤師国家試験の受験資格を得ることは出来ません。
薬剤師法で平成18年4月の大学入学者から、薬学の正規課程のうち修業年限を6年とする課程を卒業した者とされています。
まず、大学の上記課程に進学することが必要となります。
大学に行った上に6年間も通わなくては薬剤師の受験資格に満たされないのです。
しかも大学は4年制では薬剤師の受験資格を得ることができません!
つまり、薬剤師の資格は通信がないのです。
大学で学んだことがそのまま薬剤師の国家試験へと繋がるため大学の授業も難しいものだと予想されます。
それほど、難しく責任のある仕事なのだということも理解できますね。
薬学部のある大学で6年制が組み込まれている大学だと数も限られてくるので入学も厳しそうです。
大学の仕組み
薬学部は薬剤師養成を目的とする6年制の薬学科と、研究者養成を目的とする4年制の薬科学科の2つに分かれます。
従来では4年制の薬学部を卒業すれば受験資格が得られたのですが、平成18年度から変更されたようです。
医療の発展により、状況が大きく変化してきています。
薬剤師を目指す学生は、基礎的な知識・技術だけでなく現場で通用する実践力を身につけることが求められています。
特に実務実習を行うなどして、医療薬学を十分に学ばせる必要があるため、
薬学教育の修業年限は4年間では十分な期間とは言えなかったため、改定されたようです。
最後に
薬剤師には責任が伴うため大学の制度を変えて、より実学的に学ぶことによって薬剤師の質を上げていることが分かりました。
薬剤師になるためには6年制の大学に通い、卒業したのち国家資格試験を合格しなければなりません。
こうした、道のりが険しいからこそやりがいがあるかもしれませんね。
また、給料が良いのも職に就くまでの苦労があるためでしょう。
薬剤師志望の方々、応援しております。