薬剤師が東京で転職するメリットとデメリットを解説!

薬剤師_就職先_年収

東京は首都であるだけに病院や薬局も多いことから、薬剤師の職場も多いと言えるのですが、だからといって転職先を適当に決めて良いというわけではありません。

職場が多いということは選択肢が多いということでもありますが、環境もそれぞれ異なるので、選択によってはミスマッチが起こる可能性を有しているということでもあります。

満足のいく転職をするためには、単に都心部で働きたいからというだけでなく、ちゃんとメリット・デメリットを把握した上で、職場を選ぶ必要があると言えるでしょう。

今回は東京での転職を考えている薬剤師の方に向けて、都心部で働くメリットとデメリットについてご紹介していきたいと思います。

薬局だけじゃない!多種多様な薬剤師の転職先

薬剤師と言っても働き方や仕事内容も様々です。一般的には薬局に勤めているイメージが強いと思いますが、他にも薬剤師が就くことができる業種は多岐に渡ります。

転職を考えているのであれば尚更、どんな働き口があるのか調べておくと良いでしょう。

薬剤師が就ける仕事の中に、より自分に向いている仕事が見つかる可能性だってあります。

ここでは薬剤師の資格を活かせる職場をご紹介していきたいと思います。

薬剤師の資格を活かせる職場一覧

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 病院
  • 製薬会社
  • 化粧品・食品メーカー
  • 治験会社
  • 大学
  • 研究機関

薬剤師にはこれだけの資格を活かせる職場が存在しますので、転職で新たに自分のキャリアを積んでいくという選択もアリでしょう。

薬剤師が東京で転職するメリット

都心部での転職におけるメリットは、薬剤師の資格を活かして働けるというだけではありません。

ここでは地方には無い東京で転職するメリットについて、まとめてご紹介していきたいと思います。

薬剤師の資格を活かせる職場が地方よりも圧倒的に多い

薬剤師が東京で転職活動する際のメリットは、なんといっても事業所の多さに尽きると言えるでしょう。

上記でも触れましたが、職場の種類が豊富なこともあり、薬剤師の資格を活かして働くには申し分ない地域であると言えます。

たとえば調剤薬局の数は全体の約6割を占めると言われており、その数は6,000件以上とされています。

東京は薬剤師の人口が最も集中している地域となっていますが、これだけ人が集まっていても、薬局やドラッグストアの求人は常に出ており、働く場所には事欠かない状況です。

セミナーや研修など、スキルアップに恵まれた環境が揃っている

都心部の事業所は人が多い分、サービスの質にも力を入れています。

良質なサービスを提供するには、まず顧客にサービスを提供する側となる、社員の質を向上させることが不可欠となりますので、社員教育も徹底する傾向にあります。

また福利厚生で資格支援など、キャリアアップに繋がる支援を実施している企業もあります。

最新の医薬品に関する勉強会なども定期開催しており、単純に薬剤師として働くだけでなく、スキルアップを目指すには最適の環境であるとも言えます。

特に専門・認定薬剤師の資格を取得する条件として、単位取得のために研修に参加することが必須となっていますので、交通の便においても地方より有利であるというメリットがあります。

薬剤師が東京で転職するデメリット

薬剤師が転職する理由には様々なものがありますが、理由によっては東京で転職すること自体がデメリットとなる可能性もあります。

都心部では薬剤師の資格を活かして、様々な仕事に就くことも可能ですが、メリットばかりというわけでも無いのです。

ここでは薬剤師が東京で転職する場合のデメリットについてご紹介していきましょう。

東京の求人は種類が豊富だが地方の求人よりも給料が低い!?

東京や大阪のような都心部は薬剤師の職場が豊富なだけでなく、年収も高そうなイメージがありますよね。

しかし意外にも都心部で働く薬剤師全てが、高い年収を得ているというわけではありません。

むしろ地方で転職した方が、東京よりも高い収入を得ることができる可能性が高いと言えます。

都心部での転職では年収600万円以上に達することは、かなり難しいとされています。

逆に地方の場合は半分以上の求人が年収600万円以上となっている場合も珍しくはありません。

都心部の方が人が集まるので年収が低くなる傾向にある

東京のような都心部と地方で、このような年収の差が生じる理由には、薬剤師の人口が大いに関係しています。

都心部は薬剤師の数が多いため、そこまで高い年収を設定しなくても、薬剤師を確保することができます。

一方で地方の場合は都心部に比べると薬剤師の数は基本的に少ないので、高い年収を設定してどうにか人を呼び込もうとしているわけです。

このような背景があるため、年収アップを重要視している場合は、東京で転職するよりも地方で転職した方が良い可能性もあります。

収入が良いというだけで職場を選ぶのは危険

このように東京での転職は、年収が一番のネックとなる可能性があると言えます。

一方で地方では都心部よりも、年収が高めな求人が多いというメリットがあります。しかしいくら魅力的に見えても、転職先は収入で選べば良いというものでもありません。

収入が良い求人票を見つけた場合は、なぜ他よりも年収が高いのか、きちんと理由を確認しておくことをおすすめします。

大抵の場合、無条件で高い給料を出してくれる職場など、そうそう美味い話はありません。

仕事内容や雇用条件などを確認しておかないと、実際に職場に入った後に後悔してしまうケースも珍しくはないのです。

東京は薬剤師の職場が多いが、その分転職先の情報収集が重要になる!

東京では薬剤師の職場が多いというメリットがあり、一定以上の収入を妥協すれば、研修が充実しているなどの職場環境もある程度選ぶことができます。

むしろ収入を基準にしていると、職場とのミスマッチが起こりやすいと言えるでしょう。

東京でより良い薬剤師の職場を探すのであれば、収入よりも職場環境や条件に目を配ることをおすすめします。

なぜ給料が高いのか理由を把握してから応募しよう

たとえば収入が高めの求人は、職場が地方であるという理由の他にも、以下のような理由が考えられます。

  • 都心部よりも交通の便が悪い
  • 救急病棟など仕事内容が忙しい職場である
  • 長く勤める人がおらず人の入れ替わりが激しい
  • 一定の期間のみの契約である

交通の便が悪いだけならまだしも、救急のように仕事が忙しすぎる病院だったり、人間関係が悪すぎるなどの理由で薬剤師がすぐ辞めてしまう職場だったりする場合、長く勤めること自体が難しくなる可能性も大いにあり得ます。

このように職場内部にデメリットがあるために、高い給料が提示されている場合もあります。

よって、転職先を選ぶ際にはしっかりと職場について情報を集めるようにしないと、入った後に後悔する可能性もあるわけです。

転職サイトで充分な情報収集をしてから職場を選ぼう!

東京は法人の数も多く、セミナーなども活発に開かれているので、転職でスキルアップしたい方におすすめと言えます。

しかし東京だけでも多くの募集が随時出ています。それだけに自分だけで希望に適う転職先を見つけるのは非常に困難です。

そんなときにこそ、薬剤師専門の転職サイトに是非登録することをおすすめします。

転職サイトでは担当のエージェントから、職場に関する詳細な情報を聞くことができるだけでなく、実際に働く前に職場見学もさせてくれます。

転職サイトのエージェントなどから、きちんと情報収集を行っておけば、満足のいく転職をすることは決して不可能ではありません。

薬剤師の職場が多い東京での転職だからこそ、是非転職サイトを有効活用して、より自分に合った職場を見つけてくださいね。