薬剤師の方がスキルアップや収入アップを目指して転職するのならば、やはり20代の内が良いのでしょうか。また、高齢になればなるほど転職は難しいのでしょうか。この記事では薬剤師の転職において年齢制限、年代別の収入、転職に有利な世代、年収アップの方法に焦点を当てて紹介していきます。
Contents
年齢制限ある薬剤師の職場
公務員薬剤師になりたいなら年齢制限に気を付けよう
薬剤師にとって、明確な年齢制限が存在する転職先があります。それは公務員薬剤師です。
国家公務員は29歳未満が多く地方公務員は経験者であっても36歳未満です。
公務員薬剤師になりたいなら、公務員の資格を取るために必要な時間を考えて今すぐにでも取り掛かる必要があります。
年齢制限は自治体によっても異なってくるのでWEBサイトに書いてある募集情報をチェックしましょう。
さらに、公務員試験は筆記と面接がありますが、合格してもすぐに採用してもらえるわけではありません。
採用者候補名簿に載り、欠員が出た場合に補充されるシステムです。
突然欠員が出て募集される場合もありますがライバルが多数いることは自明です。
これを考慮して欠員が発生する前から採用候補者名簿に載ることが望ましいです。
年齢別転職市場について
転職は20代の薬剤師が有利な理由
薬剤師の資格を取って新卒で働くことが出来るのは早くても25歳からです。
厚生労働省が2014年に発表した薬剤師の年齢分布を見てわかるように、30代40代の人に比べて20代は半数近く少ないです。
29代は体力、柔軟性があるのでたくさんの職場が数少ない20代薬剤師を求めています。20代はキャリアアップに対する意識が高いですから即戦力を求められる30代以降の採用と異なりポテンシャルや姿勢を重視した採用になります。
ですから、今まで経験のない職場で再就職する際に有利な年齢は20代ということになります。
頑張って薬学部を卒業して国家資格を取ってようやく働き始めたのに自分の想像と違うという人は若いうちに他の職場に転職しましょう。
きっと思い描いていた職場が見つかります。
世代別転職例
転職の年齢制限は公務員以外特にありません。
企業や病院、薬局などの職場と本人のニーズが合えば問題はありません。世代別の成功例と失敗例を見ていきましょう。
50代転職成功例(東京・男性)
ドラッグストアの店長だった50代の男性の成功例です。年齢的にも時間を大切にして働くことを希望して夜勤業務のない職場を探していました。初の転職、穏やかで気配りのできる性格、さらにコミュニケーション能力を評価されて調剤薬局へ転職することが出来ました。
40代転職失敗例(埼玉・男性)
調剤薬局で管理職手前であった40代後半の男性が転職した先で管理職になることを希望。これといって人間性やスキルには問題はありませんでした。しかし、転職希望した職場の平均年齢が50代であったことから職場の全員が反対し、転職は失敗に終わりました。
年齢別で見る、薬剤師の平均年収
転職を希望する理由は人それぞれ違います。やりがいや環境を重視する人もいれば収入アップを希望する人もいます。
ここでは世代別、勤務先別の平均年収を見ていきます。
20代
調剤薬局:250万~300万
製薬企業:300万~400万
ドラッグストア:200万~300万
30代
調剤薬局:250万~400万
製薬企業:300万~450万
ドラッグストア:200~350万
40代
調剤薬局:300万~450万
製薬企業:450~550万
ドラッグストア:300万~400万
50代
調剤薬局:300万~550万
製薬企業:450万~600万
ドラッグストア:300万~600万
自分の年齢、勤務先と見比べてみてチェックしてみましょう。
薬剤師が今より年収アップさせる方法
今の職場の環境や収入面に不満があり年収を今より上げたいと考えているのであれば最も手っ取り早い方法は転職です。
今現在働いている職場でなんとなく仕事を続けてもモチベーションも低下してしまい、昇進や出世も難しいでしょう。
転職するのであれば薬剤師専門の転職用サイトし登録しましょう。
「収入をアップさせたい」「キャリアアップしたい」「どうしても譲れない条件がある」という希望や要望を転職のエージェントに伝えれば、普段忙しくて転職活動に時間をあてることのできないあなたに代わって色々な求人を紹介してくれます。エージェントはたくさんの事例を経験しています。あなたの人柄やキャリアに合ったおすすめの転職先を紹介してくれます。
また、非公開の求人情報を持っている場合もありますので相談しなければチャンスを失ってしまいます。
是非薬剤師専用の転職サイトに登録して、転職活動を成功させましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。薬剤師の転職における年齢制限、世代別の収入等について紹介してきました。今の職場に不満がある、年収を今よりアップさせたいなどの理由で転職を考えている人はなるべく早めに動いたほうが良いですね。
自分に合った転職サイトを見つけて登録してみましょう。