薬剤師の方の中でもドラッグストアへの転職を考えている方は多いと思います。
しかし「休みが取りにくそう」や「ドラッグストアへ転職って難しいんじゃないの?」などの悩みも多いことかと思います。
今回はそれらの悩みを解決するために業界の状況やオススメの転職サイトを紹介していこうと思います。
Contents
ドラッグストアで働くことの詳細
ここではドラッグストアに関する情報について紹介していきます。
給与について
ドラッグストアは高給与であるというイメージを抱いている方が多いと思いますが、実際はどうなっているのでしょうか。
2017年の厚生労働省の調査によると、調剤薬局の薬剤師の平均年収は530万円前後です。
一方ドラッグストアの薬剤師の平均年収は700万円前後であり、調剤薬局とは150万円ほど差があることが分かります。
この様にドラッグストアは高年収だということが分かりましたが、なぜこんなにも年収は高いのでしょうか。
主な理由は2つあります。
1つ目はM&Aや多店舗展開を積極的に行っているため、慢性的に人手不足の問題が起こっています。
そのため採用に力を入れているところが多く、給与も高く設定されています。
またより高給与な求人を探すのなら地方に目を向けて探すことも有効であると言えます。
2つ目は調剤薬局に比べ勤務時間が長く、残業も多いからです。
特に大手では年中無休のところも多いため、その分給与も高くなっています。
休暇について
ドラッグストアは土日祝日も営業している店舗も多いため、「休みが取れなさそう」と多くの方が思っているのではないでしょうか。
実際は採用面の強化から薬剤師の人員が豊富になり、調剤薬局や病院よりも休みを取りやすくなっているのです。
更に休みを取得しやすい社内制度を設けているところが多く、急な休みや育児休暇などしっかりと休みを取れるような環境が整っています。
業務について
ドラッグストアでは調剤以外の業務も薬剤師が行っている店舗も多いです。
特に調剤業務とOCT医薬品(処方箋無しで買うことが出来る薬)販売の両方を行っている店舗では調剤以外に品出しや服薬指導・レジ対応等の接客業務を薬剤師が行います。
業務内容は店舗によって異なるので以下のおすすめ転職サイトや実際に自分の目で職場を確かめるなど事前にしっかり確認しましょう。
ドラッグストアへ転職することのメリット・デメリット
ドラッグストアで働く上でどのような点がメリット・デメリットなのかをまとめました。
メリット
- 患者の年齢層が幅広く、多くの処方箋を受け付けるため薬の知識を深めることが出来る。
- 患者さんと近い距離で接することが出来るため、コミュニケーションを取りやすい。
- 給与が良いだけでなく福利厚生がしっかり整っているところが多い。
- 休暇が取りやすい制度が整っている。
デメリット
- 勤務時間が長く、土日祝日出勤もあるため私生活とのバランスが取りづらい。
- 調剤だけをやりたい方にとっては調剤以外の業務の多いドラッグストアでの勤務は苦痛になる可能性がある。
おすすめの転職サイト
ドラッグストアは調剤薬局や病院に比べ求人数が圧倒的に多く、未経験・ブランクありでもOKの場合や休暇の取りやすい制度が整っているかなど求人の幅も広いので転職サイトを活用することが有効です。
以下ではドラッグストアへの転職におすすめのサイトを3つ紹介します。
- リクナビ薬剤師
- マイナビ薬剤師
- 薬キャリ
リクナビ薬剤師
リクナビはドラッグストアとのコネクションが強く、業界最多の求人数を誇っているためドラッグストアへの転職を考えている方は必ず登録するべきと言えるサイト。
また優秀なコンサルタントも多いためサポート制度も整っている。更にリクナビだけの高収入非公開求人もある。
マイナビ薬剤師
大手ドラッグストアの求人が多く、高収入な求人も探しやすいのが特徴。
一人一人の薬剤師と面談を行い、地方であっても手厚くサポートを行っている。
薬キャリ
最短即日のスピード転職が可能で、面接の日程調節や条件交渉などを転職コンサルタントが代わりにやってくれる。
働きながら効率的に転職活動を行うことが出来るが、上記の2つに比べドラッグストアの求人数が少ないのが難点。
これらのサイトはそれぞれに強みや特徴がありますが、どれか1つだけを使うのではなく複数組み合わせて活用することが大切です。
また転職コンサルタントと相談することも大切であり、相談を行う際には自分の希望する条件をしっかりと伝えるようにしましょう。
まとめ
ここまででドラッグストアで働くことの詳細やおすすめの転職サイトを紹介してきました。
ドラッグストアに転職することはメリットが多いですが、事前に情報を調べずに転職活動を行うと失敗してしまう例も多く見られます。
働く上でのメリットとデメリットをしっかりと把握し、自分の希望のワークスタイルに合わせた転職先選びをすることが大切です。
当記事で紹介した情報をもとに円滑な転職活動を行ってください。